態度・子供の教育・お金の使い方…世代で変わる、夫婦ゲンカの原因

2012/12/26 11:55

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夫婦ゲンカオリックス生命保険は2012年12月19日、夫婦関係と家計の実態に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、夫婦喧嘩(けんか)の話題(原因)としてもっとも多いのは「態度」だった。3割強の人が「態度が原因・理由で夫婦喧嘩となることがある」としている。次いで「育児・子供の教育」「価値観」「お金の使い道」などが上位に連なっている。他方回答者世代別に見ると、20代は「お金の使い道」、30代は「育児・子供の教育」がトップについており、夫婦間における世代毎でありがちな懸念事項が、トラブルのきっかけとなっていることが分かる(【発表リリース:夫婦関係と家計に関する実態調査-イマドキ夫婦をツナグのは、ピロートークとメール-】)。


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今調査は2012年11月2日から11月6日にかけてモバイル端末を用いたインターネット経由にて既婚男女を対象に行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、世代構成比は20代・30代・40代・50代で均等割り当て。実施機関はネットエイジア。

同一世帯に住まい、長い時間を共に過ごしていると、どれほど仲の良い夫婦でも対立、そして喧嘩にまで発展してしまうことはある。今調査対象母集団に対し、夫婦喧嘩の話題、つまりきっかけ・原因を尋ねたところ、最上位についたのは「態度」だった。31.0%の人が、態度をきっかけ・原因として夫婦喧嘩をしたことがあると答えている。

↑ 夫婦喧嘩の話題(複数回答)
↑ 夫婦喧嘩の話題(複数回答)

次いで多いのは「育児・子供の教育」で、ここまでが3割。以下「価値観」「お金の使い道」「親・親戚関係」が続き、ここまでが2割。人間関係、思惑の違い、そしてお金に絡む話が夫婦喧嘩のトリガーとなっているのが分かる。一方で21.1%は「夫婦喧嘩はしない」と回答している。うらやましくもあり、「溜まっている夫婦間におけるストレスはどのように発散されているのか」と不安に覚えるところもある。

これを世代別に見ると、世代毎に夫婦喧嘩の原因が異なっているのが分かる。

↑ 夫婦喧嘩の話題(複数回答)(上位、世代別)
↑ 夫婦喧嘩の話題(複数回答)(上位、世代別)

全体的には20代-30代の若年層ほど回答率が高い=夫婦喧嘩のきっかけが多く、40代-50代の壮齢層ほど回答率が低い=きっかけが少なくなる。最初のグラフで「21.1%は夫婦喧嘩無し」としたが、多分に壮齢層がこの回答に該当するものと考えられる。

夫婦ゲンカの終末また、世代別に喧嘩の原因の上位陣が異なるのも確認できる。20代は「お金の使い道」が最上位で、「育児・子供の教育」「態度」がほぼ同列。30代は「育児・子供の教育」が群を抜き、40代になると「態度」「価値観」「育児・子供の教育」、50代では「価値観」「態度」が最上位につく。金銭周りであまり余裕が無い20代、色々と余裕が出てきてあらためてお互いの形振りが目に留まる30代、子供が出来てその対処に戸惑う30-40代、二人で共に過ごした時間を重ね、相手の内面まで気に留めるようになる50代。対立のきっかけの変化は、夫婦関係の変化・進化の表れともいえる。

対立の結果が破局を生み出しては元も子もないが、多分に相手の内面を知ることができ、問題点が明らかになる場合も多い。世代毎に問題となりやすい事柄がきっかけとなっているのを見れば、それは明らか。コントロールできる範囲なら、適度な夫婦喧嘩も悪くないかもしれない。


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