アメリカ人の6割は「自分は適正体重」と思っている

2013/01/07 11:55

ドーナツを食べる人アメリカの調査機関【ギャラップ社】は2012年11月22日、アメリカにおける「自己申告による理想的な体重と自分の肥満度調査」の結果を発表した。それによるとアメリカ人の大人全体としては、理想的な体重は162ポンド(1ポンド=約0.454キロ。従って約73.5キログラム)と認識していた。一方で実際の体重の平均値は176ポンド(約80.0キロ)となり、理想体重と比べて約6.5キロほど体重超過状態にある。そして回答者本人における「体重的にどのような状態にあるか」との認識については、6割の人が「自分は適正体重である」と答えていることが分かった。肥満を自認している人は3割強でしかない(【発表リリース「Americans Continue to Adjust Their Ideal Weight Upward」】)。

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今調査の最新版は2012年11月15日から18日にかけてアメリカ合衆国内に住む18歳以上の無作為抽出(RDD方式)で選ばれた男女に対して電話による音声通話(英語とスペイン語)で行われたもので、有効回答数は1015人(男性515人・女性500人)。質問には英語以外にスペイン語も用いられ、かけた先の電話の種類は固定電話・携帯電話で6対4の割合。2010年3月の国勢調査に基づいたウェイトバックがかけられている。

先に【アメリカ人が意識する理想体重と実体重をグラフ化してみる】で解説したが、今調査対象母集団の理想体重は162ポンド(73.5キロ)、現体重は176ポンド(80.0キロ)となっている。また理想・現体重共に漸増する傾向にある。

↑ 平均体重と、平均「理想とする」体重(米、ポンド表記。1ポンド=約0.454キロ)(再録)
↑ 平均体重と、平均「理想とする」体重(米、ポンド表記。1ポンド=約0.454キロ)(再録)

それでは回答者本人は、自分の体重についてどのような思いを抱いているのか。「肥満」「やや肥満」「適正」「やや痩身」「痩身」の5つの選択肢を用意し、その中からもっとも近いものを選んでもらった結果が次からのグラフ。まずは直近5回分の調査結果を抽出し、細密にグラフ化したものだが、最新の結果では34%の人が「肥満」、6%の人が「痩身」と自認している。そして「自分は適正体重である」と答えた人は6割に達している。

↑ 自分が体重的にどのような状態にあると思っているか(米)(直近5回分、詳細)
↑ 自分が体重的にどのような状態にあると思っているか(米)(直近5回分、詳細)

この数年では少しずつだが「自分は太っている」と思う人が減り、「自分は適正体重」とする人が増えている雰囲気がある。一方「自分は痩せている」と考えている人に変化は無い。

これを「肥満自認派(肥満・やや肥満)」「痩身自認派(痩身・やや痩身)」「適正」と3区分となるよう再集計し、時代の流れと共にどのような動きが生じているのかを見たのが次のグラフ。1990年時点では「肥満自認派」「適正派」がほぼ同数、そして1990年から1999年までの間にやや大きな空きが生じてしまっているが、それ以降は「適正派」がやや「肥満自認派」を上回る形で、概して横ばいの動きが確認できる。

↑ 自分が体重的にどのような状態にあると思っているか(米)
↑ 自分が体重的にどのような状態にあると思っているか(米)

そしてこの数年に限れば、「肥満自認派」が減り、「適正派」が増えている。この流れが確かなものか否かは、もう数回調査を重ねる必要があるように見えるが、ともあれ興味深い動きには違いない。

ちなみに「回答者本人の感想・認識」では無く、純粋に「回答者から聞いた現体重・理想体重を元に算出した値」によれば、6割強が「肥満傾向」、「痩身傾向」は1割強でしかない。

↑ 自分の現時点の体重と理想体重との差異から算出した現状(再録)
↑ 自分の現時点の体重と理想体重との差異から算出した現状(再録)

アメリカの人達は自分自身の体重において、やや甘めに見ている気がしてならない。


■関連記事:
【アメリカの肥満状態をグラフ化してみる(2011年分版)】

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