ネット友達とのコミュニケーション、毎日する子供は2割強…女子高生は相手のことをどれだけ知っている!?

2013/01/11 08:30

スマートフォンの操作デジタルアーツは2012年12月10日、未成年者の携帯電話・スマートフォンの使用実態調査結果を発表した。それによると携帯電話・スマートフォン(あわせてモバイル端末)を所有する未成年とその保護者から成る調査対象母集団においては、現実上ではなく、インターネット上で知り合い、コミュニケーションをする相手がいる人は、保護者で4割強、子供で5割強に達していることが分かった。子供は保護者と比べると全般的にその「ネット友達」とのコミュニケーション頻度が高く、またその相手の情報の把握度合いも高い傾向がある。とりわけ女子高生では8割近くが相手の現在居住地域を把握しているとの結果が出ている(【発表リリース】)。

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今調査は2012年11月9日から10日にかけて、携帯電話(一般携帯電話・スマートフォン)を持つ10歳-18歳の男女、およびその保護者に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は未成年者618人・保護者618人の計1236人。調査実施機関はマクロミル。

今調査対象母集団で、現実での知り合いではなく、インターネットで知り合い、意思疎通を行う相手がいるか否かを聞いたところ、保護者では45.0%、子供では52.4%が「居る」と回答した。

↑ ネット上で知り合い、コミュニケーションをする相手がいるか
↑ ネット上で知り合い、コミュニケーションをする相手がいるか

この人たちに対し、ネット上の知り合い(以後「ネット友達」と表する)との連絡頻度を聞いたのが次のグラフ。知り合った、意思疎通しているサービスによる違いが大きいこともあるが(例えばインターネット上でのゲームで、そのゲームを毎日のようにプレーしている場合、必然的にコミュニケーションも毎日行われうる)、概して子供の方が頻度が高い。

↑ ネット上の知り合いとの連絡頻度(ネット上で知り合い、コミュニケーションをする相手がいる人限定)
↑ ネット上の知り合いとの連絡頻度(ネット上で知り合い、コミュニケーションをする相手がいる人限定)

子供の場合ほぼ半数が、少なくとも週数回以上、2割超がほぼ毎日のようにネット友達と意思疎通をしていることになる。

ネット友達の場合、知り合った環境によっても違ってくるが、相手の実態・現実の姿が見えないことも多い(オンラインゲームでは特にその傾向が強い)。それだからこそ、インターネット上では現実の自分とは異なる人物を演じることができ、リアルを気にしなくても他人とのコミュニケーションができるため、楽しい・好きだとする人も少なくない。

それではネット友達について、回答者は全般的にどこまで知りえているのだろうか。これは見方を変えれば「対象となる回答者の属性に対しては、ネット上で付き合っている友達は、どこまで自分の情報を教える傾向があるのか」ということにもなる。さらに「回答者自身がどこまで相手に情報を披露しうるか」とも考えることができる。相手が不特定多数にその情報を暴露しているのなら話は別だが、そうでない場合には「相手だけ教えて、自分は教えない」というのは、比率的にさほど多くは無い感はある(価値観の共有を求める傾向が強い、感性が強い世代は特にそのような反応を示してもおかしくは無い)。

↑ ネットで知り合った人のことで知ってる情報(複数回答)(ネット上で知り合い、コミュニケーションをする相手がいる人限定)
↑ ネットで知り合った人のことで知ってる情報(複数回答)(ネット上で知り合い、コミュニケーションをする相手がいる人限定)

現在居住地域(住所では無いことに注意)を伝える人は、親子ほぼ変わらず5割強。年齢や生い立ち、家族構成、環境になるとやや親子間で差異が出てくる。以下職業・学校、今の悩み事、恋愛状況などプライベート色が強くなるに連れて、知っている人の割合は減少するが、一様に保護者よりも子供の方が知っている率は高い。

特に多感な男子高校生・女子高校生を厳選した値を併記してあるが、女子高生はネット友達に関する情報をよく知っており、「職業・学校」(相手も学生とは限らない)を知っている人は45.7%にも達している。



コミュニケーションの親密化には、情報のやり取りは欠かせないが、それは同時に(特にプライバシーの面においては)リスクを積み重ねることにもつながる。そして情報は一度暴露されてしまうと、原則的に取り消すことは不可能に近い。ノートに書いた文章の間違いを見つけ、消しゴムで消して書き直すのとは訳が違う。

コミュニティ上での悩み事距離的に遠く離れた人との意思疎通は、かつての「ペンパルとの間の文通」と同じようなもので、ツールがインターネットに変わっただけともいえる。そしてインターネットはハガキなどよりケタ違いに便利で高速であるがため、その便利さに酔いしれていると、リスクも同時に増加していることを忘れてしまう(あるいは知らないのかもしれない)。

保護者や教師などにおいては子供に対し、「情報ツールを使う際には、リスクを把握した上で活用することが大切である」との原則を十分認識させてほしいものだ。


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