モバイル持ちは親子とも「リアルでも連絡手段はまずメール」、スマートフォン持ちはLINEやツイッターも多用

2013/01/06 08:00

モバイルコミュニケーションデジタルアーツは2012年12月10日、未成年者の携帯電話・スマートフォンの使用実態調査結果を発表した。それによると携帯電話・スマートフォン(あわせてモバイル端末)を所有する未成年とその保護者から成る調査対象母集団においては、リアル(現実)でやり取りをしている友達との連絡方法として、手持ちのモバイル端末による方法では、「メール」を使う人がもっとも多く、保護者で8割強・子供でも8割近くを占めていた。「電話(通話)」の6割強・5割強と比べると、20ポイント以上の差が出ている。また、子供でスマートフォンの保有状況別に見ると、概してスマートフォン所有者の方がデジタル系、特にLINEやツイッターのようなミニブログを多用している傾向が確認できる(【発表リリース】)。

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今調査は2012年11月9日から10日にかけて、携帯電話(一般携帯電話・スマートフォン)を持つ10歳-18歳の男女、およびその保護者に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は未成年者618人・保護者618人の計1236人。調査実施機関はマクロミル。

先に【モバイル持ちの高校生、約6割はスマートフォン】で記した通り、今調査対象母集団のうち高校生に限定すると、スマートフォン所有率は6割。一方、小中学生も合わせた全体値としては37.4%との値が出ている。また全体では保護者・子供共に3割強がスマートフォン持ち(【子供のスマートフォン保有率1/3強、よく使うアプリはゲームや動画。では女子高生は…?】、今件調査はモバイル端末保有者対象であることに注意)。

↑ スマートフォン利用状況(再録)
↑ スマートフォン利用状況(再録)

このようなモバイル端末所有状況の調査対象母集団で、リアルな友達(現実にやりとりをしている友人)との連絡方法として、どのような手段を用いているかを聞いたのが次のグラフ。元資料では特に言及は無いが、原則自前のモバイル端末を使った方法のみに限定した上での回答としておく(手紙や直接会って連絡、固定電話の使用などが選択肢に無い)。

↑ リアルな友達との連絡方法(モバイル端末利用、複数回答、上位抜粋)
↑ リアルな友達との連絡方法(モバイル端末利用、複数回答、上位抜粋)

最多回答項目となったのは「メール」。保護者で85.6%、子供でも78.2%が連絡手段として使うと答えている。第2位の電話(通話)がそれぞれ62.0%・55.5%であり、冒頭でも触れたように20ポイント以上もの差がついている。「携帯電話は携帯する”電話”では無く、”電話機能もついた”携帯情報端末である」という言葉を裏付ける、良いデータともいえる。

次いで多いのは「LINE」、さらには「ツイッター」が続く。いずれもいわゆる「ミニブログ」の類で、ソーシャルメディアの中でも利用ハードルが低く、短い言葉のやりとり感覚で利用ができるものだ。両者とも保護者より子供の方が連絡時の利用率は高く、特に「LINE」は2割を超えている。これらのサービスが「ネット界隈のみの付き合い用ツール」としてだけではなく、リアルな間柄のコミュニケーションツールとしても浸透している証といえよう。

これを子供に限り、さらにスマートフォンを所有(使用)しているか否かで区分したのが次のグラフ。「電話」は一般携帯電話の方が多いが、それ以外はいずれもスマートフォン所有者の方が上。

↑ リアルな友達との連絡方法(モバイル端末利用)(子供・スマホ所有状況別、複数回答、上位抜粋)
↑ リアルな友達との連絡方法(モバイル端末利用)(子供・スマホ所有状況別、複数回答、上位抜粋)

スマートフォンは各種アプリの利用と相まって、ソーシャルメディアの利用を促進するという話は他調査機関の調査結果、また今件調査でも先日の【普通の携帯1.4時間、スマートフォンは? …子供のモバイル利用時間をグラフ化してみる】などでも触れた通り。リアルな友達とのコミュニケーションにおいても、各サービスの使用度は高まり、結果として連絡手段としても色々なものが高利用率を示す形となる。

最後に子供・性別・所属学校別で仕切り直して再集計したもののグラフ。

↑ リアルな友達との連絡方法(男女・学校種類別)(モバイル端末利用、複数回答、上位抜粋)
↑ リアルな友達との連絡方法(男女・学校種類別)(モバイル端末利用、複数回答、上位抜粋)

リアルな友達との連絡手段として使うということは、必然的に相手もそのサービスを使っている必要がある。さらにいえば、ある程度複数の相手が使っていないと、その特定のサービスを使うことは考えにくい(特段の親友関係、あるいは特定のゲームでならともかく)。その視点で見ると、「小学生はメールと電話で精いっぱい」「中学生は電話から離れ、メールを多用するようになる」「高校生はLINEやツイッターなどもフルに活用する」など、歳を経るごとにモバイル端末の多用化傾向が確認できる。

特に女子高生においては、「電話」以上に「LINE」を使っているのが注目に値する。「ツイッター」の利用率も男子高校生の1.6倍強に達しており、いかに女子高生が多方面でモバイル端末を活用し、コミュニケーションを楽しんでいるかがうかがいしれるというものだ。

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