高校生のモバイル、約半数はスマートフォン

2012/12/22 12:00

子供とスマートフォンサーベイリサーチセンターは2012年12月15日までに、子供の携帯電話利用およびいじめに関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、モバイル端末を持つ高校生の約半数はスマートフォンを持っていることが分かった。中学生でも約2割が確認できる。また、一般携帯電話も含めた、子供の携帯電話のキャリア(通信事業者)としては、NTTドコモが半数近く、auが1/4、ソフトバンク(モバイル)が1/4近くを占めていた(【発表リリースページ】)。

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今調査は事前調査が2012年10月18日-11月2日、本調査(保護者対象)が同年10月24日-11月6日にかけて、携帯電話を利用したインターネット経由によって行われたもので、有効回答数は事前調査が3080人、本調査が408人(子供に携帯電話を持たせているのが条件。男女比131対277、世代構成比20代10・30代113・40代201・50歳以上84)。本調査では子供を対象にしたものも行われているが、今件記事では取り扱わない。

先に別記事で記した通り、今調査対象母集団では約半数の保護者が、子供に携帯電話(一般携帯電話、スマートフォンの双方)を持たせている。また3割近くは「現在は与えていないが、将来持たせたい」という意向を持つ。

↑ 子供の携帯電話所有状況(再録)
↑ 子供の携帯電話所有状況(再録)

それではそれら「子供の携帯電話」のうち、どれぐらいがスマートフォンなのだろうか。大人の間では急速に浸透しているだけに、子供の利用状況が気になるところ。

↑ 子供の携帯電話の機種
↑ 子供の携帯電話の機種

概要としては「歳を経るほどスマートフォン率が上がる」。スマートフォンは便利だが機能も多く、操作も難しく、リスクも大きい。子供側も保護者としても、幼い時点での需要はさほど多くない。しかし中学生以上になると子供にある程度分別がつき、需要が急激に伸びる。保護者側としても、他の条件がクリアされれば、許可をする事例も増えてくる。

中学生の時点ですでに「携帯電話保有者の」5人に1人はスマートフォン持ち。他方別記事で「中学生の携帯電話保有率は62.9%」と出ているので、単純計算では「中学生の13%はスマートフォン持ち」ということになる。高校生・大学生以上は「携帯電話保有者」の5割前後を示しているが、これもそれぞれ試算すると「高校生の45%」「大学生の53%」はスマートフォン持ちとの結果が出る。あくまでも概算で、実際には10ポイント内外の誤差が考えられるが、いずれにせよ注視すべき値といえる。

これら携帯電話における、キャリア(通信事業者)を聞いた結果が次のグラフ。NTTドコモが半分近く、auとソフトバンク(モバイル)が残りを占めている。参考値として2012年9月時点における契約者数シェアを併記しておく(イー・モバイルは四半期単位での契約数発表のため、これが直近の値となる)。

↑ 子供の携帯電話のキャリア
↑ 子供の携帯電話のキャリア

↑ 2012年9月時点の携帯電話契約者数比率(主要3社+イーモバイル)
↑ 2012年9月時点の携帯電話契約者数比率(主要3社+イーモバイル)

ウィルコムは現在ソフトバンクの完全子会社であることを考えれば、大体キャリアの全体比で均等、ややソフトバンクモバイルの優位性がうかがえる。

今後子供の間においてもスマートフォンの普及が進むことを考えれば、各社がどのような施策を見せ、アピールしていくのか、そしてその結果子供の間におけるキャリアのシェアにいかなる変化が生じるのか、気になるところ。携帯電話の利用者はキャリアを継続使用する傾向があることを考えれば、軽視できない対象には違いない。


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