子供に携帯持たせる理由、トップは「緊急時の連絡用」

2012/12/19 17:10

子供と携帯電話サーベイリサーチセンターは2012年12月15日までに、子供の携帯電話利用およびいじめに関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、子供に携帯電話(スマートフォン含む)を初めて持たせた時期としては「小学校低学年以下」がもっとも多く、3割近くを占めていた。もっとも「小学校高学年」「中学生」でも数ポイントしか変わらない。また、子供に携帯電話を持たせる理由としては「緊急時に連絡が取れるように」が最多回答率となり、6割を占めていた(【発表リリースページ】)。

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今調査は事前調査が2012年10月18日-11月2日、本調査(保護者対象)が同年10月24日-11月6日にかけて、携帯電話を利用したインターネット経由によって行われたもので、有効回答数は事前調査が3080人、本調査が408人(子供に携帯電話を持たせているのが条件。男女比131対277、世代構成比20代10・30代113・40代201・50歳以上84)。本調査では子供を対象にしたものも行われているが、今件記事では取り扱わない。

先に別記事で記したが、今調査対象母集団では約半数の保護者が、子供に携帯電話を持たせている。また3割近くは「現在は与えていないが、将来持たせたい」という意向を持つ。

↑ 子供の携帯電話所有状況(再録)
↑ 子供の携帯電話所有状況(再録)

そこで該当保護者に「子供にはじめて携帯電話を持たせたのはいつか」を聞いたところ、「小学生低学年以下」がもっとも多く28.2%、次いで「中学生」の25.2%という結果になった。「高校生」でやや落ちるが、大体選択肢の区分で均等にばらけている(「大学生以上」を除く)。

↑ 子供に初めて携帯電話を持たせた時期
↑ 子供に初めて携帯電話を持たせた時期

リリースでは「携帯電話を持ち始める時期の若年化が進んでいるようにみられる」と言及しているが、前回の2011年調査では若年層での開始回答値が落ちており、一概には言い切れない。ただし中学生以降で「2011年から2012年にかけて下落」、小学生以前で「2011年から2012年にかけて上昇」の動きを示していることから、今後「小学校以前で上昇」「中学校以降で下落」となる可能性はある。来年以降の調査結果を待ちたいところ。

ともあれ現状では、「小学生低学年以前」「小学生高学年」「中学生」「高校生」の各ステップで、ほぼ均等に「保護者の子供への携帯電話保有許可」が出されていることになる。

それではなぜ保護者は、子供に携帯電話を持たせるのか。いくつか理由が考えられるが、主要理由を選択肢として挙げ、最大の理由を答えてもらった結果が次のグラフ。過半数は「緊急時に連絡が取れるように」で、直近では6割を超えていた。

↑ 子供に携帯電話を持たせた最大の理由
↑ 子供に携帯電話を持たせた最大の理由

最大理由の「緊急時に連絡が取れるように」は3回の調査の間に漸増しており、保護者の子供に対する不安が増加しているようすがうかがえる。一方で「塾等からの帰宅時間を連絡させるため」は減っているのが気になるところ。

また絶対値としてはまだ少数だが、「子供にねだられて仕方なく」「子供の友達が持っているから」が少しずつ増加しているのが目に留まる(前者は直近ではやや減っているが)。若年層への携帯電話普及が進み、波及効果が生じ始めていると考えれば、これらの動きも納得できよう。


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