増えるSNS、減るメールや通話…大学生のコミュニケーションを探る

2012/12/18 08:30

携帯電話東京広告協会は2012年12月10日、首都圏の大学生に対する「友人関係に関する意識調査」の結果を発表した。それによると大学生から成る調査対象母集団においては、友人とのコミュニケーション方法としてもっとも使われている手段は「直接会う」だった。次いで「携帯電話メール」「SNSでのやり取り」が続く。1年前と比べた頻度では、「SNSでのやり取り」が増えた人は多数に及ぶ一方、パソコンの電子メールやネット掲示板でのやり取りが減った人が多い傾向が確認できる(【発表リリース】)。

スポンサードリンク


今調査は2012年7月17日から31日にかけて、首都圏の大学(駒澤大学・上智大学・専修大学・東洋大学・日本大学)に在住する大学1-4年生の男女に対して、アンケート自記入法によって行われたもので、有効回答数は1029人。そのうち800人分を集計対象としている。

カリキュラムや生活様式から、高校時代までとは異なる付き合い方・スタイルが求められる、大学時代の友人関係。その友人とのコミュニケーション方法として、どのような手法を用いているかを聞いたところ、「直接会う」との回答がもっとも多く、92.3%に達する結果となった。

↑ 友人とのコミュニケーション方法
↑ 友人とのコミュニケーション方法

次いで多いのは「携帯電話のメール」。ほぼ同率で「SNSでのやり取り」「携帯電話などでの通話」が続いている。パソコンのメールやネット掲示板で「友人と」コミュニケーションをする人は少数派でしかない。

興味深いのは2年前の同様調査との差異。「直接会う」はほとんど変わりないものの、「携帯電話メール」「携帯電話などでの通話」が大きく値を減らし、「SNSでのやり取り」が増えている。mixiはともかくFacebookやツイッター、Google+、そして昨今ではLINEなどの急速な普及により、SNSが大学生間にも浸透しつつある状況が確認できる(今件は「アンケート自記入法」で行われたことに注意。インターネット経由では無いので、その方面での底上げリスクは無い)。

それではここ一年の間、主要手法における頻度はどのような変化を見せただろうか。個別に聞くと「SNSでのやり取り」では圧倒的に「増えた」とする意見が多数を占める結果となった。

↑ 友人とのコミュニケーション方法別増減(ここ一年の間で)
↑ 友人とのコミュニケーション方法別増減(ここ一年の間で)

「直接会う」「携帯電話などでの通話」「携帯電話メール」も「増えた」派が多いが、最初のグラフを見る限り「直接会う」以外は、「利用する人自身は減り、継続使用している人はやや頻度を増やした」と見るのが無難だろう。他方「PCメールでのやり取り」「ネット掲示板でのやり取り」は大きく頻度を減らしており、類似機能を果たす「SNSでのやり取り」に吸収されている感はある。

これらの動きについてリリース側では「大学生にとってSNSは、友人関係を構築する上で、もはや携帯電話や携帯メール以上のコミュニケーションツールになってきているようだ」と説明している。SNSの利用度合いは直に会うまでには程遠いが、通話でのやり取りや携帯メール以上であるということに、間違いはなさそうだ。


■関連記事:
【「ひとり牛丼」5割強「ひとりカラオケ」1/4…大学生の「おひとりさま」ライフ】
【5年で変わる、メールの読み書き時間…携帯とPCでのメール読書時間の世代別変化をグラフ化してみる(2011年版情報通信白書より)】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー