大学生の4割は「(試験の時だけ)頼りにしてます」なテスト友達が居る

2012/12/15 12:00

友達東京広告協会は2012年12月10日、首都圏の大学生に対する「友人関係に関する意識調査」の結果を発表した。それによると大学生から成る調査母体においては、授業の時のみ一緒にいる「授業友達」が居る人は6割を超えていることが分かった。またテストの前のみ連絡を取る「テスト友達」については、4割近くが存在すると答えている(【発表リリース】)。

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今調査は2012年7月17日から31日にかけて、首都圏の大学(駒澤大学・上智大学・専修大学・東洋大学・日本大学)に在住する大学1-4年生の男女に対して、アンケート自記入法によって行われたもので、有効回答数は1029人。そのうち800人分を集計対象としている。

義務教育や高校時代と異なり、大学時代では授業の取得も人それぞれとなり、私生活も融通がきくようになることもあり、「クラス単位」のつながりは薄くなる。サークル活動やアルバイトで同輩などと密接な関係を築く場面もあるが、共に過ごす時間が限られるため、高校時代までとは異なる友達関係が構築される場合が多い。

今回ポットライトがあてられるのは、特定の場面でのみ「親しい間柄」になる、あるいは求める「臨時友達」「限定友達」の類。もっともよく有りえるだろう、授業の時だけ一緒にいる「授業友達」が居る人は63.0%と6割を超えていた。

↑ 目的別友達の有無
↑ 目的別友達の有無

「授業のみ」ということは、それ以外、例えばサークル活動、アルバイト、授業の無いプライベートの時間、その他の場面においては、ほとんど音信不通であることを意味する。やや不思議な感もあるが、「同好の士」ならぬ「同課の士」というところか(あるいはノートを見せてもらったり、試験範囲を聞いたり、代返をしてもらうという場面も考えられる)。次いで「テスト友達」が居るとする人は39.8%。「テスト友達」側からすれば迷惑この上ない、そして非常に調子の良い話ではある。

この傾向についてリリース側では「(親友以外に)自分にとって都合のよい友達も確保していることがわかる」と説明しているが、納得のいく話ではある。ただし多分に、それら「都合の良い友達を確保している側」からは、悪気の類はまったくないのだろう。

やや他と意を異にするのは「ネット友達」。他の4項目がリアルに対面する一方、「ネット友達」はインターネット上だけの間柄。チャットやメール、掲示板、ソーシャルメディア、ゲーム上での付き合いだけで、多分に相手の本名も実情も知らず、「インターネット上の人格との付き合い」と表現してもおかしくない事例も多分にありうる(あなたはインターネット上でやり取りしている既知の人のうち、何人に実際対面し、会話を交わしたことがあるだろうか)。

ちなみに友達と一緒にいるのが面倒くさいと思った経験を持つ人は、全体の5割近くに達している。

↑ 友達と「一緒にいるのが面倒くさい」と思った経験の有無
↑ 友達と「一緒にいるのが面倒くさい」と思った経験の有無

他方、グラフ化は略するが、「いつも友人と繋がっているという感覚が好き」と回答した人は全体の約7割も居る。密接な関係は敬遠しがちだが、「つながり」は常に実感していたい。この志向が今件項目での「目的重視のドライな友達」、そして他の調査などでも良く目にする「インターネット、特にソーシャルメディアへの没頭」という結果を導くのだろう。


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