新機種もiPhoneにはかなわず…SBMが純増数でトップに(2012年11月末携帯電話契約数動向)

2012/12/08 08:00

電気通信事業者協会(TCA)は2012年12月7日、2012年11月末時点の携帯電話及びPHSの契約数を発表した。それによると同年11月末時点の携帯電話の契約数は主要3社合計で1億2837万8200件となった。これは前月比で0.4%のプラスになる。イー・アクセスでは月次データを2011年12月分から非開示としているため、同社のデータは無い。また、純増数ではソフトバンクモバイルが30万1900件の増加で、主要グループ中トップとなった(【発表リリース】)。

スポンサードリンク


2012年11月末時点の主なデータは次の通り。

・携帯電話3社全体……1億2837万8200件
・事業者別
 NTTドコモ……6075万3000件(-4万0800)
 au(KDDIなど)……3657万7900件(+22万8800)
 ソフトバンクモバイル……3104万7300件(+30万1900)
 イー・アクセス……(非開示)
携帯電話契約件数
↑ 携帯電話契約件数

携帯電話契約件数(増減)
↑ 携帯電話契約件数(増減)

NTTドコモは「Xperia」シリーズの最新作「Xperia AX SO-01E」をはじめ各種冬モデルを展開したが、au・ソフトバンクのiPhone 5攻勢の前に劣勢をくつがえすことはできず、新規契約者を確保しにくかっただけでなく、MNP(ナンバーポータビリティ)の影響も大きく受け、契約数はマイナスに陥ってしまった。TCAの公開情報としてデータが取得できる1996年以降、ドコモの純減は2006年11月に1万7500件の純減(MNP(ナンバーポータビリティ)開始時期)・2007年8月の2万2900件の純減に続き3回目となるが、今回月の4万0800件は最大の純減数となる。【ドコモのデータ公開ページ】によれば11月単体でのXi(クロッシィ)(LTE)純増数は67万8000件となる一方で、FOMAの契約数は71万8800万件の純減を示していることからも、ドコモ端末内でのフィーチャーフォン(一般携帯電話)からスマートフォンへの移行が進む一方、少なからぬ数が他社への新規加入の上乗せ分として流れている感は否めない。

ソフトバンクモバイルは先月から続き、純増数トップ。9月21日に発売されたiPhone 5のセールスが堅調。KDDIも同様にiPhone 5の特需的効果が表れている。またTCA上では非公開だが、MNP(ナンバーポータビリティ)はドコモが転出超過(マイナス21万2100)、ソフトバンクモバイルとau(KDDI)は転入超過状態(それぞれプラス4万7900、プラス16万5100)にあり、ドコモ利用者がソフトバンクモバイルとauに流れている動きが確認できる。今月も先月に続き、auへの流れがMNPによるドコモからの移行組の過半数を占めており、au移行組の多さがドコモの頭痛の種の一つとなっている。

なおデータ通信のみのワイヤレスブロードバンドのため、ドコモ・au・ソフトバンクモバイルとの単純比較はできないが、青いガチャピン・ムックのイメージキャラクタで知られているUQ WiMAXを展開する【UQコミュニケーションズ】の純増数は10万4200件。累計数は385万1500件と上記3社の1割程度でしかないが、需要の急速な拡大という視点からも、注目に値する動きといえる。

携帯市場では立役者となった「iPhone 5」の実力は確かなもので、ソフトバンクモバイル・au共にセールス自身は堅調。その一方で元々iPhone系を展開する両社内に限れば、auへの移行組がソフトバンクモバイルへの移行組をしのぐ状況となっている。他方、アーモンドサイズの冷や汗がしたたり落ちる心境が想像されるドコモだが、iOS系端末発売の動きはまだ無いものの、3度目、しかも最大の契約数減少が発生したこともあり、「iOS系端末を発売せざるを得ない」との”観測記事”も流れている。もっとも、この類の記事は定例行事的なものとなっており、信ぴょう性は無きに等しい。また「検討」だけなら何度となく行われていることも伝えられている。

ともあれ、今後各社の契約者数動向がどのような変化を見せるのか、各社の販売戦略の動きと共に、気になるところではある。


■関連記事:
【欧米の「スマートフォン購入時の最重要ポイント」は「回線品質」】
【急増するスマートフォンのトラブル、国民生活センターが注意喚起】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー