スマートフォンと一般携帯、各機能の利用時間配分をグラフ化してみる

2012/12/06 14:00

スマートフォンインプレスグループのインプレスR&Dは2012年11月20日、同社のシンクタンク部門インターネットメディア総合研究所の調査結果として、スマートフォンを中心とした携帯電話の利用動向に関する報告書「スマートフォン/ケータイ利用動向調査2013」の発売を発表した。その概要説明によれば調査母体においては、スマートフォンと一般携帯電話(フィーチャーフォン)との間では、各用途に対する利用時間配分に大きな違いが生じていることが分かった。スマートフォンでは一般携帯電話と比べ、メールや通話などのオーソドックスな機能利用時間が短く、その分ソーシャルメディアや各種マルチメディアタイプの情報収集に多くの時間が割かれているのが確認できる(【発表リリース】)。

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今調査は2012年10月にパソコンのインターネット経由で8万5514人に対して概要調査、その後個人ベースでは13歳以上のスマートフォンユーザー1639人・一般携帯電話ユーザー1623人に対してパソコンのインターネット経由で、同年10月25日から30日にかけて本調査が行われたもの。本調査にはインプレスR&Dが保有する、性別・年齢階層別・携帯電話でのインターネットの利用時間別の人口構成比に可能な限り整合するように、サンプリングした上で調査が実施されている。

先に【一般携帯比で利用率はFacebook3倍強、LINEは6倍強…スマートフォンでソーシャルメディア利用は後押しされる】でも記したが、今調査母体のスマートフォン利用率は約4割。世代構成別では若年層の保有率が高く、男女別ではやや男性の方が多い。そしてスマートフォンの利用者によるソーシャルメディアの利用率は、一般携帯電話をはるかに超える値を示している。

↑ スマートフォン利用率推移
↑ スマートフォン利用率推移(再録)

↑ 性別・世代別スマートフォン利用率(2012年10月)
↑ 性別・世代別スマートフォン利用率(2012年10月)(再録)

↑ 主なソーシャルメディアの利用率(LINEはソーシャルメディアとしての利用率)(2012年10月)
↑ 主なソーシャルメディアの利用率(LINEはソーシャルメディアとしての利用率)(2012年10月)(再録)

そこでスマートフォン・一般携帯電話それぞれの利用者に、全利用時間のうちどれほどの時間を各項目用途に割いているのかを聞いた結果が次のグラフ。双方とも「メール/メッセージ」が一番、「通話」が二番なのには違いないが、スマートフォンでは一般携帯電話の半分程度にとどまっている。

↑ 用途別利用時間割合(全利用時間を100%とした場合)
↑ 用途別利用時間割合(全利用時間を100%とした場合)

見方を変えると、一般携帯電話は「メール/メッセージ」と「通話」で利用時間のほぼ7割を占めているが、スマートフォンでは4割程度でしかない。また、スマートフォンでは第二位の「通話」と同率で「情報収集・ブラウジング」がついており、それとほぼ同じ率で「ソーシャルメディア」が続いている。

全般的には一般携帯電話が「メールやメッセージ、通話などオーソドックスな機能」に多数の時間が割かれていたのに対し、スマートフォンではそれらの時間配分が減り、「ウェブ視聴やソーシャルメディア、さらにはゲームや音楽、動画など、多種多様な機能」に時間が分散されているのが確認できる。これはひとえにスマートフォンが高機能であるため、これらの機能を使うことによる便宜性が高まり、そちらに注力が移ったのが原因。

単なる「移動情報端末」だった一般携帯電話が、スマートフォンでは「マルチメディア方面で高機能な移動情報端末」になることで、利用者の行動選択肢が増え、多種多様な使われ方をしていく。個々の機能の使い勝手が良くなれば、それに伴い複数の機能の合わせ技的な使い方も増えてくる(ソーシャルメディアと画像撮影の組み合わせによるInstagramが好例)。

今後は今まで以上に、スマートフォンユーザーをメインターゲットとし、多彩な機能を使いこなし、便益を供給するサービスやアプリが登場することになるだろう。


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