ネット通販や宅配サービスを利用したい買い物、トップはペットボトル飲料や酒類

2012/12/13 07:30

山盛り荷物パルシステム生活協同組合連合会は2012年11月27日、主婦の買い物と買い物弱者に関する調査結果を発表した。それによると主婦から成る調査母体のうち、現在または将来においてネットスーパーを利用する・したい人においては、「ペットボトルの飲料・酒類」を購入する際に、ネットスーパーを利用したいという意見の人がもっとも多く、7割近くを占めていた。次いで「お米」「トイレットペーパー・ティッシュ」「調味料・油」など、かさばるもの・重量のあるものが上位についている。同時に質問した、ネットスーパーなどの宅配サービスのメリットとして「重いものも配達してもらえる」を多数の人が挙げており、納得できる順位となっている(【発表リリース】)。

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今調査は2012年10月22日から24日にかけて携帯電話を利用したインターネット経由で、20-59歳の「家庭で使う食品・飲料や日用品の買い物を主に自分が行っている」主婦に対して行われたもので、有効回答数は1000件。世代構成比は10歳区分で均等割り当て。調査実施機関はネットエイジア。

大手スーパーなどが展開しているネットスーパーでは、注文時間帯制限・地域制限はあるものの、注文した当日に配送してくれるサービスまで登場している。

西友のネットスーパー
↑ 西友のネットスーパー【SEIYUネットースーパー】。スマートフォンや携帯電話にも対応しており、制限はあるが当日配送も可能

これらネットスーパーを利用している、あるいは将来利用したい人に限り(全体の26.9%)、どのような商品を購入する際にネットースーパーを使いたいかを聞いた結果が次のグラフ。最上位は「ペットボトル(の飲料)、酒類」で69.1%。7割近くの人がネットスーパーを利用したいと答えている。

↑ どのような商品(飲食料、日用品)を買う際にネットースーパーを利用したいか(現在利用者も含め、今後も利用意向がある人限定、上位抜粋)
↑ どのような商品(飲食料、日用品)を買う際にネットースーパーを利用したいか(現在利用者も含め、今後も利用意向がある人限定、上位抜粋)

先に【日用品の買い物とお店の減少、買い物弱者への懸念】でも記した通り、通常の買い物で困ることの最上位として、「買物をした後の帰りに持ち帰りが大変」が上がっている。ペットボトルの飲料はかさばり、そして重い。例えば2リットルの飲料1箱6本では、ゆうに10キロを超してしまう。持ち帰りに難儀する、それゆえに自宅まで宅配してくれるネットスーパーを使いたくなるのも理解はできる(それにペットボトルの場合、(まとめ買いにより)ネットスーパーでは割引きされるかもしれない)。

↑ 日頃の食品・飲料や日用品の買い物で困る事(複数回答)
↑ 日頃の食品・飲料や日用品の買い物で困る事(複数回答)(再録)

第2位の「お米」は重量、第3位の「トイレットペーパー・ティッシュ」は体積の関係で、やはり持ち帰りには苦労を要する。自宅まで運んでくれれば、ありがたいことこの上ない。

第7位に「野菜」が入っているのが多少意外だが、それ以外は概して「かさばるもの」「重たいもの」が上位についているのが分かる。中堅層以降になると重い荷物の持ち帰りは若年層が想像する以上に「しんどい」ものとなる。「買い物弱者」となる一因にも挙げられるため、自宅まで宅配してくれる手段の一つであるネットスーパーの存在は、嬉しい限り。

ネットスーパーや、スーパーの宅配サービスの良い点を挙げてもらっても、やはり最上位には「重いものも配達してもらえる」がついており、推測の裏付けが取れる。

↑ ネットスーパーや飲食料の宅配サービスの良い点(複数回答)
↑ ネットスーパーや飲食料の宅配サービスの良い点(複数回答)

上記グラフの「日頃の食品・飲料や日用品の買い物で困る事」の最上位2項目「買い物帰りの持ち帰りが大変」「雨など天候が悪い時の買い物が大変」が、そのままネットスーパーや宅配サービスの良い点の最上位2項目「重いものも配達してもらえる」「雨の日にも買い物にでなくて良い」に連動しており、既存の買い物の上での問題点を見事に解決していることが分かる。

宅配興味深いのは第4位の「自宅にあるものを確認しながら買い物が出来る」。あらかじめ「無いモノ」をメモに記して店舗に出向けば買い逃しは無いが、店舗で気になる(新しい、安い、まとめ買いが出来る…)商品を見かけた時に、それが自宅にあるのか否かは、自宅に戻らないと確認できない。覚えていれば幸いだが、飲食品や日用品の在庫をすべて暗記している人はそれほど多くはない。しかし自宅から注文できるとなれば、目の前で確認をしながら購入を確定できる。これは確かに便利。

他にも「モバイル端末からでも買い物ができる」(=どのような場所、状況からでも買い物が可能)、「移動のための費用が節約できる」、「24時間いつでも買い物ができる」「時間帯を選んで配達してもらえる」など、メリットは多い。

もちろん送料・手数料の問題や、直に商品を確認できない、購入できる商品が限定される、ある程度まとまった数を注文しないと受け付けてくれない(場合もある)、そしてネットスーパーの場合はインターネットを使えないと利用できないなどの短所もある。しかしそれらの短所を考慮しても、ネットスーパーや宅配サービスには見るべき点は多い。主にサービス提供側が創意工夫を凝らし、利用者の便益を第一に考え、より多くの「必要な」人に、利用ハードルを飛び越えてもらうように手ほどきしてほしいものだ。

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