男女で大きく異なる「夫婦関係で不満なこと」

2012/12/02 08:00

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夫婦喧嘩明治安田生命は2012年11月21日、夫婦をテーマにしたアンケート調査結果を発表した。それによると調査母体においては、もっとも多くの人から「夫婦関係で不満なこと」として挙げられているのは「整理整頓ができない」だった。1/4強の人が不満を覚えている。次いで「気がきかない」「体型が変わってきた」が続く。男女別では男性が「整理整頓ができない」「体型が変わってきた」「朝寝坊」が上位についているのに対し、女性は「気がきかない」「整理整頓ができない」「家事の協力をしない」が上位に位置しており、夫婦間で相手に対する不満のポイントがずれていることがうかがえる(【発表リリース、PDF】)。


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今調査は2012年10月12日から16日にかけて20-59歳の既婚男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1086人。男女比は545人対541人。世代構成比は20歳代-50歳代でほぼ均等割り当て。

まず、現在の夫婦間の関係を「円満か否か」で聞いたところ、程度はともあれ「円満である」と答えた人は8割を超えていた。「円満で無い」派は1割にも満たない。

↑ 夫婦関係は円満か
↑ 夫婦関係は円満か

その上で夫婦関係において不満なことを、複数回答で聞いたところ、最上位についたのは「整理整頓ができない」だった。26.2%が(配偶者の)整理整頓ができないことに不満を覚えている。

↑ 夫婦関係で不満なことは何か(複数回答)
↑ 夫婦関係で不満なことは何か(複数回答)

ついで多いのは「気がきかない」で19.1%、「体型が変わってきた」で14.3%、「いびきがひどい」で12.1%。本人にとってはさほど気にしていないであろうことにも、相手が不満を覚えている状況が想像される。

これを男女別に見ると、「妻が夫に」と「夫が妻に」では、不満の対象が大きく異なることが分かる。もっとも家庭内での夫婦の立ち位置や、男女間の心身の違いなど、個々の差異を考えれば、このような結果が出るのも当然かもしれないが。

↑ 夫婦関係で不満なことは何か(複数回答)(男女別)
↑ 夫婦関係で不満なことは何か(複数回答)(男女別)

男性は上位から「整理整頓」「体型変化」「朝寝坊」「料理の手抜き」「気がきかない」、女性は上位から「気がきかない」「整理整頓」「家事協力」「いびき」「たばこ」の順。見方を変えれば、これらの点は配偶者の視点から「嫌われている項目」を意味していることであり、改善を推し量ることで夫婦関係も改善される可能性がある。

また全般的には女性の回答率が高く、「特にない」の項目では男性が圧倒的に多い。女性が男性より多数の点で、夫婦関係に不満を抱いているのが分かる。

さらに最初に挙げた「円満か否か」グラフにある区分に従い、「夫婦関係円満派」「非円満派」で分けて再集計すると、押しなべて「非円満派」の方が高い値を示している。やはり配偶者の不満度合いが、夫婦関係の円満さには大きく影響しているようだ。

↑ 夫婦関係で不満なことは何か(複数回答)(夫婦円満度別、一部)
↑ 夫婦関係で不満なことは何か(複数回答)(夫婦円満度別、一部)

単純なポイント差異では「気がきかない」「家事協力」「たばこ」、倍率でみるとさらに「浪費癖」で大きな差が出ている。夫婦関係にゆがみを覚え、修復を推し量りたいのなら、これらの点について自問自答してみるのがてっとり早いのかもしれない。


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