アメリカの「財政の崖(壁)」問題が懸念材料…海外投資家、2週ぶりの買い超し(12/11/22)

2012/11/23 16:00

東京証券取引所は2012年11月22日、2012年11月12日から11月16日(11月第2週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は3兆1441億4314万7000円なのに対し、買い総額は3兆2733億9447万2000円となり、差し引き1292億5132万5000円の買い超しとなった。これは先週から転じて2週ぶりの買い超しとなる。なお法人は買い超しを継続し、個人は売り超しに転じ、証券会社も売り超しに転じている([最新発表リリース、PDF])。

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11月12日から11月16日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……4797億9547万1000円/5266億6833万8000円(468億7286万7000円買超)
・個人……1兆1136億0380万3000円/1兆0054億3138万4000円(1081億7241万9000円売超)
・外国人……3兆1441億4314万7000円/3兆2733億9447万2000円(1292億5132万5000円買超)
・証券会社……1186億1110万2000円/1154億4620万4000円(31億6489万8000円売超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、この5週間における外国人投資家の動向は次の通り。

10月15日-19日……1546億2311万5000円買超
10月22日-26日……238億3485万2000円売超
10月29日-11月2日……136億1576万7000円買超
11月5日-11月9日……648億9981万3000円売超
11月12日-11月16日……1292億5132万5000円買超

今回計測週ではアメリカ市場の軟調さやギリシャの財政支援問題が足踏みしている事を受けて軟調に推移したものの、14日に衆議院解散が決まると選挙市場の形成や、その後起きるであろう政局の大きな変化に対する期待感、さらにそこから波及した円安を受け、大きく買い進まれることになった。週末の16日には日経平均株価も9000円台を超えて終えており、何度か言及している「今年後半におけるボックス圏」の上値を超える勢いを見せている。

海外動向は相変わらずアメリカの「財政の崖(壁)」問題、ヨーロッパのギリシャをはじめとした債務問題、そして昨今では中東の紛争激化などネガティブ要因が多いものの、国内市場が期待感から上げ基調に入ったのは好感すべき状態といえる。急な為替変動は国内産業に混乱を招くだけであることを考えると、少々ペースが速い感もあるが、ともあれここしばらくの低迷感を打破しうる期待感に連動した株価の上昇は、まだしばらく続いてほしいものだ。この動きには外国勢の買い超し動向が、一つの指針となることだろう(これもまた為替要因が小さくないのだが)。

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