世界全体のスマートフォンや一般携帯の販売動向をグラフ化してみる(2012年第3四半期)

2012/11/17 07:15

ICT(情報通信技術)の調査やアドバイスを行う国際企業ガートナーは2012年11月14日、世界全体における2012年第3四半期の携帯電話(一般携帯電話、スマートフォン)の推定販売台数が4億2772万9500台に達したと発表した。そのうちスマートフォンは1億6917万8600台で、39.6%の割合を占めている。携帯電話全体ではサムスンが最大のシェアである22.9%を占め、次いでノキアが19.2%、アップルが5.5%と続いている。今回はガートナー社の今件リリースを含め過去のリリースを参照し、ここ数年における各四半期の携帯電話「販売」動向をまとめてみることにした(最新リリース:【Gartner Says Worldwide Sales of Mobile Phones Declined 3 Percent in Third Quarter of 2012; Smartphone Sales Increased 47 Percent】)。

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リリースによれば2012年第3四半期において全世界で販売された携帯電話は4億2772万9500台。そのうち39.6%はスマートフォン、残りは一般携帯電話。スマートフォンの普及は進んでいるが、世界全体で見ればまだまだ一般携帯電話の需要の方が大きい(今件記事は「四半期単位の『販売』実績」であり、【アメリカのスマートフォンのシェア動向をグラフ化してみる(2012年2Q版)】などにあるような「特定期間における所有・稼働数、シェア」ではないことに注意)。

↑ 全世界における携帯電話「販売」台数(万台)(Gartner調べ)(2012年第3四半期)
↑ 全世界における携帯電話「販売」台数(万台)(Gartner調べ)(2012年第3四半期)

そこで四半期単位の動向を3年に渡ってさかのぼり、2009年第1四半期から順にグラフ化したのが次の図。携帯電話全体としては「年末によく売れる」「販売数は漸増」「直近1年間は漸減-横ばい」という動きがつかみ取れる。

↑ 全世界における携帯電話「販売」台数(万台)(Gartner調べ)(四半期単位)
↑ 全世界における携帯電話「販売」台数(万台)(Gartner調べ)(四半期単位)

【アジア太平洋のモバイル加入者数や増加傾向をグラフ化してみる】などでも示しているが、アジアやアフリカなどの新興諸国で爆発的に浸透しつつある携帯電話は、その多くが非スマートフォン。今件データでも販売実績として今なお一般携帯電話の方が上なのも、十分理解できる。

一方で、スマートフォンの販売数も確実に増加。一般携帯電話が横ばいから縮小の動きを見せる中、じわじわとシェアを拡大しつつあるのが容易に把握できる。

成長を続けるスマートフォン販売数だが、その中ではOSシェアの競争が激化し、この数年で大きく様相を変化させている。

↑ 全世界におけるスマートフォン「販売」台数(OS別)(万台)(Gartner調べ)(四半期単位)
↑ 全世界におけるスマートフォン「販売」台数(OS別)(万台)(Gartner調べ)(四半期単位)

↑ 全世界におけるスマートフォン「販売」台数シェア(OS別)(Gartner調べ)(四半期単位)
↑ 全世界におけるスマートフォン「販売」台数シェア(OS別)(Gartner調べ)(四半期単位)

スマートフォンのOS別販売数やシェアを言及する際、いつも注意していることだが、iOSはApple社のみの提供であるのに対し、Androidは多数社の販売数を全部足している。今件はあくまでも「OS」という括りでの数字であり、1企業=iOSとなるApple社と、多数企業で支えられているAndroidとでは、単純に数字の大きい小さいを比較するのには、やや難があることを記しておく。

さてAndroidの四半期単位での出荷台数は、言葉通り右肩上がり。Appleもそれに近いが、この1年ではやや横ばい-漸減。見方を変えれば、1社でここまでの動きは非常に大きなものともいえる。また、四半期区切りでの販売数のシェアだが、2009年当初はSymbianがトップで、次いでResearchInMotion。Appleは1割強、Androidは2%にも満たなかった。しかし両方共に漸増を続け、2011年第1四半期では双方合わせて過半数の販売シェアを握るまでになる。直近の2012年第3四半期では、iOSとAndroidで9割近い販売シェアを占めるまでになった。

この勢いがこのまま進むと、四半期単位の販売実績における携帯電話全体に占めるスマートフォンの比率は、過半数に達する日もそう遠いものでは無い。またスマートフォンのOSシェアでは、iOSとAndroidで9割を超えることになるだろう。

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