「将来不安」学生・会社員8割、フリーター9割近く・備えが出来ないのは「お金がない」

2012/11/18 12:10

不安ライフネット生命保険は2012年11月5日、20代独身男性を対象にした実態調査結果を発表した。それによると調査母体においては、8-9割近くの人が「将来に不安」を抱いていることが分かった。いざという時の備えをすべきと考え、程度はともかく実行に移している人は7-9割いるが、収入面で不安のあるフリーターが一番低い値に留まっている。また備えが十分に出来ていない人の理由としては「備えに費やすお金がない」という意見がもっとも多く、6割を超える人が同意を示していた(【発表リリース】)。

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今調査は2012年9月3日から5日にかけて、東京23区・政令指定都市居住の20代独身男性にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は450人で内訳としては会社員(正社員)は150人、学生150人、フリーター150人。他に比較対象として40代会社員(他条件は同じ、設問で問われていないので結婚・未婚の別無し)150人が回答に加わることもある。

具体的な事象・年月を示さず、漠然とした、抽象的な表現として「将来が不安か」という質問をしたところ、8割以上の人が「不安」と答えた。特にフリーターは強い不安感を抱いている。

↑ 将来が不安か
↑ 将来が不安か

「とても不安」の値において、フリーターは会社員や学生と比べ2倍近い値を示しており、自らの足元の不安定さを実感していることが分かる。

不安解消の手段の一つとして挙げられるのが、「いざという時の備え」。貯蓄や保険の加入、さまざまなトラブルに対する防御手段などがあるが、今件リリースでは「リスクヘッジ」との言い回しを用いており、多分に金銭・金融商品関連の予備的保有の意味合いが強い。その「備え」をしているか、との問いには「考えている」人は7-9割と多数に登っているものの、具体的な備えが出来ている人は2割足らずでしかなかった。多くは「考えてはいるが、十分な準備が出来ていない」状態にある。

↑ いざという時のリスクヘッジ(備え)をしているか
↑ いざという時のリスクヘッジ(備え)をしているか

金銭的な土台という観点では「学生」「フリーター」「会社員」の順に強くなることもあり(場合によっては「学生」と「フリーター」の順位が入れ替わることもある)、「具体的な備えをしている」人の値も「会社員」の方が高い。フリーターはそもそも「備えなど考えてもいない」人も3割近くに達しており、危機感の薄さ、あるいはそこまで考えが回らないほどの環境にあることが予想される。

それを裏付けるのが次のグラフ。「備えが出来ていない」人に、その理由を聞いたものだが、最上位は「備えに費やすお金がない」。要は金銭的に余力が無く、蓄積が出来ないということ。リリースでは各区分ごとの動向もグラフ化されており、それを見るとフリーターの回答率が20ポイントほど高めに出ていることから、フリーターの金銭周りの困難さが「備え」への対応を不十分なものにしていることが分かる。

↑ 備えが出来ていない理由(あまりできていない・ほとんどできてない人限定)
↑ 備えが出来ていない理由(あまりできていない・ほとんどできてない人限定)

↑ リリースでの該当グラフ。紫の「フリーター」項目がとびぬけて高い値を示しているのが分かる
↑ リリースでの該当グラフ。紫の「フリーター」項目がとびぬけて高い値を示しているのが分かる

リリースでは「”不安は大きいものの、お金もないし備えの知識もあまりない。結局、何もできていない…”という20代独身男子の困った様子がうかがえます」と締めくくられている。「備えの知識」なら詳しい人、経験者に話を聞くなり、インターネットで調べればある程度充足はできるものの、金銭的な問題は一筋縄では解決できない。「備え」を成して不安を減らすことで、日々の生活の安定・平穏化がうながされることを考えれば、社会情勢の安定という観点でも、経済面での安定が求められよう。


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