ドコモが4ケタ台に留まる…SBMが純増数でトップに(2012年10月末携帯電話契約数動向)

2012/11/08 06:45

電気通信事業者協会(TCA)は2012年11月7日、2012年10月末時点の携帯電話及びPHSの契約数を発表した。それによると同年10月末時点の携帯電話の契約数は主要3社合計で1億2788万8300件となった。これは前月比で0.4%のプラスになる。イー・アクセスでは月次データを2011年12月分から非開示としているため、同社のデータは無い。また、純増数ではソフトバンクモバイルが28万4200件の増加で、主要グループ中トップとなった(【発表リリース】)。

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2012年10月末時点の主なデータは次の通り。

・携帯電話3社全体……1億2788万8300件
・事業者別
 NTTドコモ……6079万3800件(+7200)
 au(KDDIなど)……3634万9100件(+23万8800)
 ソフトバンクモバイル……3074万5400件(+28万4200)
 イー・アクセス……(非開示)
携帯電話契約件数
↑ 携帯電話契約件数

携帯電話契約件数(増減)
↑ 携帯電話契約件数(増減)

NTTドコモは冬モデル発売前の閑散期に該当し、さらにau・ソフトバンクのiPhone 5攻勢で新規契約者を確保しにくかっただけでなく、MNP(ナンバーポータビリティ)の影響も大きく受け、契約増数を4ケタ台にとどめてしまった。当サイトでTCAのデータ追跡記事を開始した2008年5月以降、4ケタ止まりは今月が初めてとなる。【ドコモのデータ公開ページ】によれば10月単体でのXi(クロッシィ)(LTE)純増数は51万8100件となる一方で、FOMAの契約数は51万0900万件の純減を示していることからも、ドコモ端末内でのフィーチャーフォンからスマートフォンへの移行は進んでいるようだ(ただし同時にMNPで、他社に新規加入の上乗せ分のほとんどを奪われている様子も見て取れる)。

ソフトバンクモバイルは先月から続き、純増数トップ。9月21日に発売されたiPhone 5のセールスが堅調。KDDIも同様にiPhone 5の特需的効果が表れている。またTCA上では非公開だが、MNP(ナンバーポータビリティ)はドコモが転出超過、ソフトバンクモバイルとau(KDDI)は転入超過状態にあり、ドコモ利用者がソフトバンクモバイルとauに流れている動きが確認できる。特に今月はauへの流れがMNPによるドコモからの移行組の約8割を占めており、先月に続きau移行組の多さがドコモの頭痛の種の一つとなっている。

なおデータ通信のみのワイヤレスブロードバンドのため、ドコモ・au・ソフトバンクモバイルとの単純比較はできないが、青いガチャピン・ムックのイメージキャラクタで知られているUQ WiMAXを展開する【UQコミュニケーションズ】の純増数は12万3200件。累計数は374万7300件と上記3社の1割程度でしかないが、需要の急速な拡大という視点からも、注目に値する動きといえる。

携帯市場では今秋の台風となった「iPhone 5」だが、ソフトバンクモバイル・au共にセールス自身は堅調。その一方で元々iPhone系を展開する両社内に限れば、auへの移行組がソフトバンクモバイルへの移行組をはるかにしのぐ状況となっている。他方、冷や汗がしたたり落ちる感の否めないドコモだが、iOS系端末発売の動きはまだ無く、一方で【ローソンやらでぃっしゅぼーやとの資本業務提携】【マイクロソフトとの間で法人向けタブレット市場に関する協業に合意する】など新たな動きも見受けられる。今後各社の契約者数動向がどのような変化を見せるのか、気になるところではある。


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