学校給食、いつも全部食べる? それとも残す??

2012/10/31 12:10

給食以前【小中学生が学校給食で好きなメニューをグラフ化してみる】でも記したように、日本スポーツ振興センター調査による【平成22年度児童生徒の食生活実態調査】を元に、小中学生の食生活を中心とした日常生活に関して、留意すべき、興味深い点を抽出し、チェックを進めている。今回は「学校給食をいつも全部食べているか、それとも残すか」についてまとめることにする。

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今調査は2011年1月下旬から2月上旬にかけて、日本スポーツ振興センターが調査対象校に調査用紙を配布し、回収の上集計を行ったもので、回答形式は無記名。有効回答数は小学生5433人、中学生4928人、保護者1万0014人、学級担当2397人。

学校給食は原則的に、決められた時間内で完食することになっている(少なくとも多かれ少なかれそのような指導はされる)。とはいえ、食欲不振や好き嫌い、その他多種多様な理由により、食べ残してしまう事例も少なくない。]無駄に食べ残すのは問題だが、理由があって食べきれないのならば、無理に食べさせる必要もない。それでは学校給食の完食度はどれほどなのだろうか。

↑ 学校給食は全部食べるか
↑ 学校給食は全部食べるか

男子は大体6割強、女子は4-5割程度の範囲で完食すると答えている。女子よりも男子の方が完食度が高く、性別と学校の違いでは「男子…中学校の方が完食度が上」「女子…小学校の方が完食度が上」と、まったく逆の動きを示している。これは後日改めて解説するが、食べ残しの理由として挙げられる項目の上位にある「太りたくない」「給食時間が短い」の点で、小学生以上に中学生の回答率が高いのが一因と思われる。

「いつも残す」の値が、女子中学生のみ1割超えなのも要注目。「体調不良」「食欲不振」のような一時的なものでなく、継続的な理由による食べ残しをする人が多いことを示唆している。

なお、この「全部食べるか、食べ残すか」についてだが、過去のデータを調べると、昔と比べて現在に近づくにつれて完食派が増えていることが確認できる。

↑ 学校給食は全部食べるか(経年変移)
↑ 学校給食は全部食べるか(経年変移)

この5年間に小中学生共に10ポイント強、完食派が増加している。また数ポイントではあるが、いつも残す人も減っている。メニューの改善などで、食べ残す要因のうち「おいしくない」「きらいなものがある」などの点で、食べる人が増えて来たと考えれば、道理も通るというものだ。

繰り返しになるが、食事のスタイルは千差万別、人それぞれのため、給食のような画一化された環境では、どうしても難儀する人が出てきてしまう。事情によっては食べきれない、残してしまうのも仕方がない人もいる。「完食出来ないとダメ」と画一化するのがベストではないことを書き記しておく。

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