台風接近で売行きダウン…2012年9月度コンビニ売上高は1.6%のマイナス

2012/10/24 06:40

日本フランチャイズチェーン協会は2012年10月22日、2012年9月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると9月は来客数が4か月連続でマイナス、平均客単価も4か月連続のマイナスとなった。そしてその結果、売上高は前年同月比-1.6%と4か月連続のマイナスを記録している(いずれも既存店ベース)(【発表リリース、PDF】)。

スポンサードリンク


今調査の概要、構成企業については過去の記事まとめ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明がなされているので、そちらで確認をしてほしい。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は4か月連続のマイナス、全店は12か月連続のプラス
・全店ベース……+3.0%
・既存店ベース…-1.6%

●店舗数(前年同月比)
・+5.2%

●来店客数:既存店は4か月連続のマイナス、全店は18か月連続のプラス
・全店ベース……+5.9%
・既存店ベース…-0.9%

●平均客単価:既存店は4か月連続のマイナス、全店は3か月連続のマイナス
・全店ベース……-2.7%(585.0円)
・既存店ベース…-0.7%(588.9円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……+5.8%
・加工食品……+4.0%
・非食品………+0.2%
・サービス……-2.2%
・合計…………+3.0%

※既存店……1年以上営業中の店舗

9月は中旬にかけて残暑が続き、夏物商材が堅調な伸びを示すことになった。しかし中旬以降大型台風の接近などによる悪天候でマイナスの影響を受け、プラスにまでは至らない結果に落ち着いてしまっている。

残暑のプラス影響は
中旬以降の台風による
マイナス影響で
言葉通り「吹き飛ぶ」
概して震災周りの数字の変動は終わりを告げており、この数か月は特異事項によるぶれの無い、コンビニの真の実力が見えている。「売上」「来客数」で「全店プラス」「既存店マイナス」の動きがあり、店舗数の拡大がコンビニの売上の一端を担っている雰囲気ではある。

消防庁の週単位での「熱中症動向」発表も終わり、今夏の電力周りの問題も峠を越した。しかしこれから到来する冬において、特に東北・北海道での電力不足の懸念は強まるばかりで、それに向けた動きを各コンビニも見せることは容易に想像できる。

他方【セブン-イレブン、トヨタ車体の小型電気自動車「コムス」を使った宅配サービス「セブンらくらくお届け便」を開始】などのように、大手コンビニの中には従来のコンビニの役割・立ち位置を超えて、時代の流れに対応しようとする動きが見受けられる。「買物困難者」への対応と「地域社会に一層融合した、存在感の強い店舗」を目指した動きが、各コンビニでは模索と検証という形で確認できる。業界全体の動きと合わせ、今後も社会動向には敏感な動きを見せるコンビニの動向に、大いに注目していきたいところだ。


■関連記事:
【北海道電力管轄の今冬の電力状況、最新情報】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー