小学校入学直前の子供を持つ親、小学校について知りたいこととは?

2012/10/14 06:30

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疑問ベネッセの次世代育成研究所は2012年10月4日、年少児から小学1年生における家庭教育調査結果の概要を発表した。それによると調査母体のうち年長児(5歳、小学校入学前)の子供を持つ親においては、5割以上の人が「小学校における安全な登下校への取り組みについて知りたい」と考えていることが分かった。幼稚園や保育園と異なり、子供との接触時間が減り、登下校も子供達のみで行うだけに、学校側の対応・姿勢が気になるようだ。


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今調査は2012年1月から2月にかけて、年少児(3歳児クラスに通う子供)から小学1年生の子供を持つ母親1万4000人に対して郵送法で行われたもので、有効回答数は5016人。

今調査母体のうち年齢が5歳、つまり小学校入学直前の子供を持つ親に限定し、小学校について知りたいことを複数回答で聞いた結果が次のグラフ。最上位の「安全な登下校への取り組み」は53.2%の回答率となった。

↑ 小学校について知りたいこと(「とても知りたいと思う」回答、年長児の子供を持つ親限定)
↑ 小学校について知りたいこと(「とても知りたいと思う」回答、年長児の子供を持つ親限定)

幼稚園や保育園では通園に親が付き添い、さらに子供の様子を園内で見る機会も少なくない。一方小学校に上がると子供達だけの登下校が原則となるため、学び舎への行き来の状況は大きく変化する。【携帯への賛否両論・子どもに携帯を持たせる理由、持たせない理由】などにもある通り、子供の安否確認のために携帯電話を持たせる事例が増えたり、【西武鉄道の「SEIBU安心メール」】のように改札などで子供の動向が確認できるサービスが提供されるなど、子供の登下校時の安全をサポートする仕組みが増える中で、保護者が小学校側の取り組みを気にするのは当然といえる。

次いで多いのは「最初からついていけるように授業を進めてくれるか」。小学校直後の勉強でつまづくと、その後ずっと学校の授業から遅れざるを得なくなったり、さらには勉強嫌いの習性が身についてしまうかもしれない。保護者の立場としては気になるのも当然といえる。

子供の安全、勉強周りや社会規範、さらにはアレルギー問題などなど、保護者が知りたい情報は多い。小学校側も可能な限り、これらの声に応え、情報開示や状況の改善が求められよう。


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