「一日自宅で勉強30分」「テレビを観ずに宿題をする」3/4…小学一年生の学習動向

2012/10/09 06:40

自宅で勉強ベネッセの次世代育成研究所は2012年10月4日、年少児から小学1年生における家庭教育調査結果の概要を発表した。それによると調査母体においては、小学校一年生の自分の子供の一日当たりの学習時間は30分がもっとも多く、5割近くを占めていた。また家での学習への取り組み具合では、学校と深くかかわり合いのある事柄をしっかりとこなす傾向が見受けられる。一方、テレビをつけずに勉強をしている子供は約3/4にとどまっていた。

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今調査は2012年1月から2月にかけて、年少児(3歳児クラスに通う子供)から小学1年生の子供を持つ母親1万4000人に対して郵送法で行われたもので、有効回答数は5016人。

義務教育としてははじめての通い先となる小学校。その第一学年である小学一年生において、自宅でどれ位勉強をしているかを尋ねた結果が次のグラフ。「30分くらい」が最多回答項目で45.4%、次いで「15分位」が18.4%、「45分くらい」が16.6%という結果になっている。

↑ 平日の家での学習時間(小1)
↑ 平日の家での学習時間(小1)

15分-45分のボリュームゾーンで約8割。大体平日で毎日30分ほどは自宅で勉強していることになる。中には小学一年生から1日2時間以上も勉強している人もいて、目を見はるものがある(ちなみに概算平均時間は34分)。

自宅での勉強時間は平日で大体30分強。それでは勉強への姿勢・態度はどのようなものだろうか。いくつかの事例を挙げ、それに当てはまるか否かを答えてもらったのが次のグラフ。

↑ 家での学習の様子(小1)
↑ 家での学習の様子(小1)

学校から出された宿題をする子供はほぼ100%。逆に「やっている」と断言できない保護者が居るのが、少々気になる。次いで「学校に楽しく通っている」「自分で翌日の学校の準備をする」が9割超。逆算すると小学一年生の時点で、翌日の学校の準備を自分でしていない子供が1割近くいることになる。さらに「学校からの連絡物を渡す」「学校での出来事を話す」など、学校と直接関連のある項目が上位に並ぶ。

次いで学校とは直接関係ない勉強・学問への関心、そして学習への姿勢に関する項目が並んでいる。保護者の指導によるものや自主的に勉強へ集中する事例もあるが、小学一年生の時点ではもっぱら家においても、学習意欲は「小学校の学習生活」と連動する形で育まれているのが分かる。

自宅での学習ちなみに「テレビをつけずに勉強する」は74.5%。2割強はテレビを観ながら勉強をしている可能性がある。「ながら」行動には賛否両論があるが、集中力の拡散という点では好ましい話ではないだけに、将来に向けた「くせ」をつける意味でも、もっと高い値を示してほしいものである。

ともあれ、学校は単に勉強をし、知識を習得する場としてだけではなく、勉強をする姿勢を学ぶ場でもある。その延長線上の行動として、自宅でも勉学へ能動的に向かう姿勢が身についていく(もっとも宿題などは「義務」としての面もあるが)。学校での時間がいかに大切か、そしてそれを認識した上で自宅で学習に向かわせる保護者の工夫と配慮が求められるか、良くわかる結果といえよう。

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