iPhone 5が2社を底上げ…SBMが純増数でトップに(2012年9月末携帯電話契約数動向)

2012/10/06 06:50

電気通信事業者協会(TCA)は2012年10月5日、2012年9月末時点の携帯電話及びPHSの契約数を発表した。それによると同年9月末時点の携帯電話の契約数は主要3社合計で1億2735万8200件となった。これは前月比で0.6%のプラスになる。イー・アクセスでは月次データを2011年12月分から非開示としているため、同社のデータは無い。また、純増数ではソフトバンクモバイルが32万0200件の増加で、主要グループ中トップとなった(【発表リリース】)。

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2012年9月末時点の主なデータは次の通り。

・携帯電話3社全体……1億2735万8200件
・事業者別
 NTTドコモ……6078万6600件(+15万8600)
 au(KDDIなど)……3611万0400件(+22万4900)
 ソフトバンクモバイル……3046万1200件(+32万0200)
 イー・アクセス……(非開示)
携帯電話契約件数
↑ 携帯電話契約件数

携帯電話契約件数(増減)
↑ 携帯電話契約件数(増減)

NTTドコモは8月末に発表されたスマートフォンやタブレットの新機種発売の効果が出たこともあり、増加数は前月比で約2倍。【ドコモのデータ公開ページ】によれば9月単体でのXi(クロッシィ)(LTE)純増数は78万6700件となる一方で、FOMAの契約数は62万8100万件の純減を示していることからも、フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が進んでいることをうかがわせる。

ソフトバンクモバイルは先月から続き、純増数トップ。9月21日に発売されたiPhone 5のセールスが堅調。KDDIも同様にiPhone 5の特需的効果が表れている。またTCA上では非公開だが、MNP(ナンバーポータビリティ)はドコモが転出超過、ソフトバンクモバイルとau(KDDI)は転入超過状態にあり、ドコモ利用者がソフトバンクモバイルとauに流れている動きが確認できる。特に今月はauへの流れがプラス分のほとんどを占めており、ドコモだけでなくソフトバンクモバイルからもauに移行した人が多いことがうかがえる(【ソフトバンクからの純増、前月比3倍に――KDDIのiPhone 5、好調な滑り出し】によれば、8月と比較してソフトバンクモバイルからの移行組は3倍に達しているとのこと)。

なおデータ通信のみのワイヤレスブロードバンドのため、ドコモ・au・ソフトバンクモバイルとの単純比較はできないが、青いガチャピン・ムックのイメージキャラクタで知られているUQ WiMAXを展開する【UQコミュニケーションズ】の純増数は17万0800件。累計数は362万4100件と上記3社の1割程度でしかないが、需要の急速な拡大という視点からも、注目に値する動きといえる。

携帯市場では今秋の台風となった「iPhone 5」だが、ソフトバンクモバイル・au共にセールス自身は堅調。その一方で元々iPhone系を展開する両社内に限れば、auへの移行組がソフトバンクモバイルへの移行組をはるかにしのぐ状況となっている。今後各社の契約者数動向がどのような変化を見せるのか、気になるところではある。


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