熱中症による搬送者数、1週間で367人に(9月17日-9月23日)

2012/09/26 06:30

総務省消防庁は2012年9月25日、同年9月17日-9月23日の一週間における熱中症搬送人数が367人(速報値)であることを発表した。前週の1443人(速報値からの修正済み)と比べれば大きく減少しているが、夏の暑さの盛りも過ぎて秋めいた気候となり、気温が落ち着いてきたことが幸いした。また今年の熱中症による搬送人数の累計は、すでに4万5000人を突破している(【発表リリース、PDF】)。

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↑ 熱中症による救急搬送状況(週単位・速報値・2012年・人)
↑ 熱中症による救急搬送状況(週単位・速報値・2012年・人)

↑ 熱中症による救急搬送状況(2012年7月16日-9月23日)
↑ 熱中症による救急搬送状況(2012年7月16日-9月23日)

【厚生労働省、熱中症の情報公知強化へ】【2012年8月の熱中症での病院搬送者、1万8573人に】にもある通り、今夏は昨年以上に電力需給を起因とする熱中症の発症が懸念され、実際それが現実のものとして数字に表れている。7月下旬に梅雨が明けて以降、直前までの中長期予報を裏切る形で、8月いっぱい、そして9月に入っても中旬ぐらいまでは残暑が続いた。

昨今ではその暑さに伴い、熱中症で病院に運ばれる人も後を絶たない。なお、今年計測を開始した5月28日以降の熱中症による救急搬送者数は4万5454人。去年の夏期(7-9月)における値が3万9489人であり、今年は9月2日時点でこれを超えて、さらに増加している(【平成23年夏期(7月- 9月)の熱中症による救急搬送状況の概況、PDF】)。

一方で搬送者数そのものが大きく減ったのは、冒頭でも触れたように天候動向と気温の低下によるところが大きい。該当期間は台風の接近に伴い天候が崩れがちで、特に西日本では涼しい日々が続いた。東京でも真夏日(一日の最高気温が30度以上)は3日に過ぎず、特に21日以降は気温が低下の一途をたどっていたのが確認できる。

↑ 東京都の最高気温と天候
↑ 東京都の最高気温と天候

該当週における都道府県別の搬送者数上位は次の通り。

↑ 熱中症による救急搬送状況(2012年9月17日-9月23日)(搬送人数上位都道府県、人)
↑ 熱中症による救急搬送状況(2012年9月17日-9月23日)(搬送人数上位都道府県、人)

今回週は全国全部を合わせても367人にとどまっており、各都道府県単位で見ると違いは誤差の範囲でしかない。多分にぶれが生じている可能性があるが、それでも常連の地域が上位を占めているのが確認できる。

気象庁の【全般気象情報】で確認したが、幸いにも「高温と少雨に関する全般気象情報」の類の続報は無く、残暑の時期も通過したものと考えられる。搬送者数の減り方を見ても、それは明らか。

恐らくは9月中(来週発表分)までは今件「熱中症搬送者・週次報告」が消防庁から発表されるはず。少なくともその時期までは、熱中症に対する備えは怠るべきではない。特に高齢者や子供、慢性疾患保有者など熱中症のリスクが高い人を周囲に持つ人は、油断をしないようにしてほしい。


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