アメリカの飲酒状況をグラフ化してみる(2014年、CDC版)(最新)

2014/10/13 13:47

たばこ同様に大人だけのたしなみ、し好品であると共に、身体には概してマイナスの影響を与えることから、昨今の健康志向を受けて飲む人が減っているといわれている「お酒」。今回はそのお酒の飲まれ具合について、アメリカの現状を公的機関のデータを基に探ることにした。

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単純飲酒率は54.4%


データ取得元はCDC(Centers for Disease Control and Prevention:米疾病予防管理センター)内の内部部局Behavioral Risk Factor Surveillance System(BRFSS)にある【Prevalence and Trends Data】。ここから飲酒関連を確認するのには「Alcohol Consumption」を選択する。

まずは調査時点で過去一か月の間にアルコールを口にしたか否か、つまり単純な「現在飲酒率」。全体では2013年時点で54.4%という値が出ている。見方を変えれば、この一か月間にお酒を口にしていない大人は46%程度。

↑ 過去一か月にアルコールを口にしたか(米、18歳以上、2013年、CDC・BRFSS)
↑ 過去一か月にアルコールを口にしたか(米、18歳以上、2013年、CDC・BRFSS)

男女別では男性の方が10ポイント強飲酒率が高い。そして年齢別では25歳から34歳が飲酒のピークとなる(最後に触れるが、アメリカで飲酒が法的に許されるのは21歳のため、18歳から20歳は飲酒は禁じられている。そのため「18歳から24歳」層が少なめの値が出るのはある意味当然)。

また属性別では高年収・高学歴ほど飲酒率が高くなる。きれいな右肩上がりをしていることも合わせ、意外に思う人も多いかもしれない。付き合いの上で飲酒が必要になる場合も多々あるだろうし、ハードワークの疲れを飲酒で誤魔化しているのかもしれない。

ヘビードランカーは1ケタ未満


それでは飲酒の程度はどれほどなのか。そこで「ヘビードランカーか否か」を聞いた結果をまとめたのが次のグラフ。これは男性ならば1日3杯、女性は1日2杯以上飲むか否かを答えてもらい、「飲まない人も合わせた全体に対する比」を算出したもの。アメリカの成人の6.2%は「ヘビードランカー」ということになる(「ヘビードランカー」の定義には多種多様なものがあり、日本のイメージと少々異なる感はある)。

↑ ヘビードランカーか(男性は1日3杯以上、女性は1日2杯以上酒を飲むか)(米、18歳以上、2013年、CDC・BRFSS)
↑ ヘビードランカーか(男性は1日3杯以上、女性は1日2杯以上酒を飲むか)(米、18歳以上、2013年、CDC・BRFSS)

酩酊状態18歳から24歳は上記の通り年齢制限上の問題があるにも関わらず、世代区分では最多の7.7%が「ヘビードランカー」扱い。実際には「飲酒できる人」の多分が結構な量を飲んでいることになる。そして歳を経るに連れて値は下がっていく。

注目したいのは世帯年収・学歴の部分。それぞれ上の層でも、ほとんど値は増えていない。最初のグラフと比較すると「高年収・高学歴者ほど飲酒率は高まるが、少したしなむ程度のものであり、酒におぼれるような飲み方をする人が増えるわけではない」ことが分かる。むしろ「飲酒者におけるヘビードランカー率」を計算すれば、低年収・低学歴者の方が高くなる。例えば年収5万ドル以上の人の「飲酒者におけるヘビードランカー率」は11%足らずだが、1.5万ドル未満の場合は13%強となる。



飲酒が法令で許される年齢だが、日本では20歳以上なのはご承知の通り。一方アメリカでは【MUDPC(メリーランド州未成年者飲酒防止連合)の定め(米国大使館内解説ページ)】に「法的に飲酒が認められる年齢は、21歳」(Fact sheet, Minimum drinking age laws. U.S. Department of Transportation)とある通り、21歳以上となっている。日本とは微妙なずれがあることに注意してほしい。


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