猛暑で夏物が売れるも全体を引っ張りきれず…2012年8月度コンビニ売上高は1.3%のマイナス

2012/09/21 12:20

日本フランチャイズチェーン協会は2012年9月20日、2012年8月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると8月は来客数が3か月連続でマイナス、平均客単価も3か月連続のマイナスとなった。そしてその結果、売上高は前年同月比-1.3%と3か月連続のマイナスを記録している(いずれも既存店ベース)(【発表リリース、PDF】)。

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今調査の概要、構成企業については過去の記事まとめ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明がなされているので、そちらで確認をしてほしい。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は3か月連続のマイナス、全店は11か月連続のプラス
・全店ベース……+3.4%
・既存店ベース…-1.3%

●店舗数(前年同月比)
・+5.2%

●来店客数:既存店は3か月連続のマイナス、全店は17か月連続のプラス
・全店ベース……+4.1%
・既存店ベース…-0.6%

●平均客単価:既存店は3か月連続のマイナス、全店は2か月連続のマイナス
・全店ベース……-0.7%(607.9円)
・既存店ベース…-0.7%(604.2円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……+6.0%
・加工食品……+5.1%
・非食品………+0.5%
・サービス……-4.9%
・合計…………+3.4%

※既存店……1年以上営業中の店舗

8月は昨年と比べると全国的に平均気温が高く、広い地域で猛暑日となる日が続き、夏物商材を中心に売れ行きは堅調さを見せた(【2012年8月の熱中症での病院搬送者、1万8573人に】なども参照のこと)。そのためセールス自身は堅調な動きを示したものの、昨年同月における震災直後の反動による「たばこ売り上げの急上昇効果」が出た月との比較となり、プラスにまでは至らない結果となった。

震災による
たばこの品不足からの
脱却による伸びの(年越し)反動。
猛暑で夏向け商品は売れ
セールス動向自体は
さほど悪くは無い。
震災後復旧した「たばこのセールス特需」に関わる年越しの反動もまだ影響があるが、概して震災周りの数字の変動は終わりを告げており、今後は特異事項によるぶれの無い、コンビニの真の実力が見えてくる。一方で「売上」「来客数」で「全店プラス」「既存店マイナス」の動きがあり、店舗数の拡大がコンビニの売上の一端を担っている雰囲気も覚える。

ようやく残暑も終わりに差し掛かり、今夏の電力周りの問題も峠を越した。しかしこれから到来する冬においてですら電力不足の懸念は強まるばかりで、それに向けた動きを各コンビニも見せることは容易に想像できる。

他方【セブン-イレブン、トヨタ車体の小型電気自動車「コムス」を使った宅配サービス「セブンらくらくお届け便」を開始】などのように、大手コンビニの中には従来のコンビニの役割・立ち位置を超えて、時代の流れに対応しようとする動きが見受けられる。「買物困難者」への対応と「地域社会に一層融合した、存在感の強い店舗」を目指した動きも、各コンビニでは模索と検証を重ねている。業界全体の動きと合わせ、今後も社会動向には敏感な動きを見せるコンビニの動向に、大いに注目していきたいところだ。


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