自転車交通事故の相手の推移をグラフ化してみる(2011年分反映版)

2012/09/13 12:10

自転車先日【自転車「死亡」事故の相手の推移をグラフ化してみる(2011年分反映版)】で自転車による死亡事故において、どのような状況の事故によるものが多いのかに関してデータの精査を行った。今回はそれに絡み、死亡事故も含めた事故全般の動向について、確認をしていくことにする。

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用いたデータは【自転車事故、交通事故全体に占める比率は2割を維持(2011年分反映版) 】でも使用した【交通事故の発生状況】。これに加えて過去のデータを確認するため、【交通事故の発生状況:年次】を参照する。

なお「自転車(第1・2当事者)の相手当事者別」とあるが、この第1当事者・第2当事者とはそれぞれ「第1当事者…最初に交通事故に関与した車両の該当者のうち、過失の重い側。同程度の時には負傷程度が軽い側」「第2当事者…最初に交通事故に関与した車両該当者のうち、第1当事者以外の人」を意味する。

まずは経年の事故件数。先の交通死亡事故件数の同様、対自動車件数が多く他の項目がつぶれがちとなるため、全体のグラフと対自動車項目をのぞいたグラフを併記する。

↑ 自転車乗用者(第1・2当事者)の交通事故発生件数の推移(相手の当事者別)
↑ 自転車乗用者(第1・2当事者)の交通事故発生件数の推移(相手の当事者別)

↑ 自転車乗用者(第1・2当事者)の交通事故発生件数の推移(相手の当事者別)(対自動車除く)
↑ 自転車乗用者(第1・2当事者)の交通事故発生件数の推移(相手の当事者別)(対自動車除く)

自転車の対自動車事故が最多であることに違いはないが、その数は大きな減少傾向にある。また、バイクや自転車相互、自転車単独の事故も減少中。一方で対歩行者事故数の減り方が鈍いのが目に留まる。

これを事故発生件数全体に占める、各項目の件数比率を算出した上でグラフにしたのが次の図。やはり対自動車件数が最多となり、他の項目を圧迫してしまうため、対自動車件数比率をのぞいたグラフも併記している(後者のグラフは当然、合計が100%になることはない)

↑ 自転車乗用者(第1・2当事者)の交通事故発生件数の推移(相手の当事者別)(全体比)
↑ 自転車乗用者(第1・2当事者)の交通事故発生件数の推移(相手の当事者別)(全体比)

↑ 自転車乗用者(第1・2当事者)の交通事故発生件数の推移(相手の当事者別)(全体比)(除く自転車)
↑ 自転車乗用者(第1・2当事者)の交通事故発生件数の推移(相手の当事者別)(全体比)(除く自転車)

事故全体に占める比率でも、対自動車事故、対バイク事故は減少している。一方で対歩行者、自転車相互の比率が増加しているのが気になるところ。

特に対歩行者事故については、比率・件数そのものも、他の項目の経年における減少傾向とは反する形で、増加する動きを見せている。この数年はようやく横ばいに転じたが、2010年から2011年にかけては再び増加してしまった。

↑ 自転車乗用者(第1・2当事者)の交通事故発生件数の推移(相手の当事者別)(対歩行者)
↑ 自転車乗用者(第1・2当事者)の交通事故発生件数の推移(相手の当事者別)(対歩行者)

健康志向などにより自転車の利用者数の増加がみられる一方で、歩道走行中のマナーについて問題提起がなされているのは、すでに【警察庁、自転車の歩道通行への対応見直しを通知】などでお伝えした通り。自転車も歩行者も共に、くれぐれも注意してほしいものだ。


■関連記事:
【自転車と車道走行と法令厳守化と】

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