景気動向に関わらず米成人男性は7-8割が「自宅外で働きたい」

2012/09/10 06:40

男性就業アメリカの調査機関【ギャラップ社】は2012年9月7日、アメリカにおける就業選択に関する調査結果を発表した。それによると最新の2012年においては、(現在の立ち位置を問わず)男性の76%は自宅外で就業したいと考えていることが分かった。現在非就労中の女性は就労中の人よりも就業意欲が強く、「就業したくてもできない人」が多分にいる状況がうかがえる。また、女性では景気動向で「外で働く」「自宅で家事」の順位が変動する動きがあったが、男性では一貫して「外で働く」の回答率が上位についている(【発表リリース】)。

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今調査の最新版は2012年8月9日から12日にかけてアメリカ合衆国内に住む18歳以上の無作為抽出(RDD方式)で選ばれた男女に対して電話による音声通話で行われたもので、有効回答数は1012人(男女比は514対498)。質問には英語以外にスペイン語も用いられ、かけた先の電話の種類は固定電話・携帯電話で6対4の割合。2011年3月の国勢調査に基づいたウェイトバックがかけられている(既婚・未婚は問わないことに注意)。

今件は他の条件を一切仕切らずに、単純に「どちらを選ぶのもまったく自由である」とした上で「自宅外で働きたいか」「自宅で家族、世帯を守りたいか(専業主夫)」を尋ねている。多少上下はあるものの、「外で仕事をしたい」とする回答者は7-8割、自宅で家族と家そのものを守りたいとする意見は2割前後という結果が出た。

↑ 交換条件無しに好きな方を選べるとしたら「専業主夫」と「自宅外で仕事をする」のどちらを選びたいか(米、18歳以上の男性)
↑ 交換条件無しに好きな方を選べるとしたら「専業主夫」と「自宅外で仕事をする」のどちらを選びたいか(米、18歳以上の男性)

景気動向による多少の上下(好景気時にはやや「専業主夫」率が上がる)はあるものの、概して「外で働く」率は高く、「専業主夫」の数倍にあたる。女性のようにクロスする傾向はまったくない。

↑ 交換条件無しに好きな方を選べるとしたら「専業主婦」と「自宅外で仕事をする」のどちらを選びたいか(米、18歳以上の女性)
↑ 交換条件無しに好きな方を選べるとしたら「専業主婦」と「自宅外で仕事をする」のどちらを選びたいか(米、18歳以上の女性)(再録)

回答者の立ち位置で多少の変化はあるが、やはり「男性は外で働くのが常」という一般的なライフスタイルをそのまま反映している。

↑ 交換条件無しに好きな方を選べるとしたら「専業主夫」と「自宅外で仕事をする」のどちらを選びたいか(米、18歳以上の男性)(2012年、条件別)
↑ 交換条件無しに好きな方を選べるとしたら「専業主夫」と「自宅外で仕事をする」のどちらを選びたいか(米、18歳以上の男性)(2012年、条件別)

もっとも男性の場合は女性と異なり非就労状態にある人の方が、「外で働く」を希望する人は多い。これは冒頭でも触れたように、就労したくても就労できない状態にある人が多分にいることを意味している。アメリカの景気は回復途上にあるとの話だが、まだまだ労働市場の視点では「働く機会」が不足しているようだ。

ちなみに男女の「外で仕事」の回答率を並べた結果が次のグラフ。

↑ 交換条件無しに好きな方を選べるとしたら「専業主夫(婦)」と「自宅外で仕事をする」のどちらを選びたいかで、「仕事」を選んだ割合米、18歳以上)
↑ 交換条件無しに好きな方を選べるとしたら「専業主夫(婦)」と「自宅外で仕事をする」のどちらを選びたいかで、「仕事」を選んだ割合米、18歳以上)

上下のタイミングに多少のずれはあるものの、大きな違いは見られない。また、男女それぞれの「就職観」「専業主婦(夫)観」は景気変動によるものをのぞけば、変化は無いようだ。


■関連記事:
【共働き世帯の増え方をグラフ化してみる(2011年分反映版)】

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