年齢階層別・自転車乗用中の交通事故死者数推移をグラフ化してみる(2011年分データ反映版)

2012/09/07 06:50

自転車先に【自転車事故、交通事故全体に占める比率は2割を維持(2011年分反映版)】で2011年における交通事故と自転車の関係について整理をしたのをきっかけに、関連する記事のデータ更新を行っている。今回は自転車乗用中の交通事故死者の推移をまとめた記事について、2011年分のデータを反映させた上で動向の確認を行うことにした。

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データ取得元は【平成23年中の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締状況について】(2012年1月26日発表)。交通事故全体における死者数などは以前グラフにした通りだが、今回は特定条件下におけるものをカウントすることになる。

↑ 年齢層別死者数の推移(各年12月末、人)(積み上げグラフ)
↑ 年齢層別死者数の推移(各年12月末、人)(積み上げグラフ)(再録)

↑ 年齢層別死者数の推移(各年12月末、人)
↑ 年齢層別死者数の推移(各年12月末、人)(再録)

まずはデータが残っている2000年以降における、自転車乗用中の死者数推移。

↑ 自転車乗車中の死者数推移
↑ 自転車乗車中の死者数推移

少しずつではあるが確実に減少中。喜ばしい状況ではある。

それではこれを年齢階層別に区切り、若年層(24歳以下)と高齢者(65歳以上)の比率推移を眺めることにする。

↑ 自転車乗車中の年齢階層別死者数推移(若年層:-24歳と、高齢層:65歳以上)(比率)
↑ 自転車乗車中の年齢階層別死者数推移(若年層:-24歳と、高齢層:65歳以上)(比率)

↑ 自転車乗車中の年齢階層別死者数推移(若年層:-24歳と、高齢層:65歳以上)(積上げ)
↑ 自転車乗車中の年齢階層別死者数推移(若年層:-24歳と、高齢層:65歳以上)(積上げ)

高齢層はややばらつきがあるが、2007年くらいまでは比率的に増加傾向、絶対数は減少傾向にあったことが分かる。そしてこの数年においては、数・比率共に減少している。2011年は5年ぶりに6割を切る形となった。

一方若年層は比率・数共に漸減傾向だったものが、この数年間は比率・数共にわずかずつだが増加している。数が100未満なので誤差の可能性も捨てきれないが、数年続くと単なる誤差で片づけるのも難しい。統計データが存在しないため状況などからの推定でしかないが、やはり携帯電話使用中の事故を起因とするものによる増加の可能性は捨てきれまい。

また「その他」に埋没しているが、50-64歳のいわゆるプレシニア層が横ばいから増加の動きを示しているのも気になるところ。もう少し顕著な違いが出てくれば、高齢層の直下にプレシニア層を新設し、動向を見守った方がよいかもしれない。



「高齢者の比率が減少しつつあるのは喜ばしい」話ではあるが、同時に「それでもなお約6割が高齢者」という現実は否定できない。自転車に乗らないように、という指導はさすがに出来ないが、自分の体の具合と十分相談しながら、無理のない運転を心掛けてほしいものだ。

それに加えて若年層に限らず、携帯電話を利用しながらの運転は厳に慎むようにしてほしい。本人だけでなく、巻き込まれた人もまた大きな悲しみを背負うことになるのだから。

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