課金要素を持つゲーム、8割の保護者が「高校生でもダメ」…ゲーム要素と許可の関係

2012/09/05 07:00

ストップ東京工芸大学は2012年8月27日、親と子のゲームに関する調査結果を発表した。それによると小中学生の子供が居る30-49歳のデジタルゲーム体験者から成る調査母体においては、約8割の人が自分の子供に対して「18歳未満の時点では課金が関連するゲームで遊んではいけない」と考えていることが分かった。20歳未満(未成年者)まで上限を上げても5割以上は反対している。一方、性的イメージのないキスシーンでは1/3強、入浴・水着などの表現では2割近くが「子供が何歳でも気にならない、遊ぶ際に規制はしない」と答えている(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は「子供の頃にデジタル系ゲームで遊んだ経験がある」「現在もデジタル系ゲームで遊んでいる」「小中学生の子供がいる30-49歳の男女」にあてはまる人に対し、モバイル端末を用いたインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、世代構成比は30代・40代で均等割り当て。調査機関はネットエイジア。

ギャンブルや喫煙、色気、ネット上の見知らぬ人との対戦や意志疎通、さらには各種システムを用いた課金など、ゲームの世界でも「保護者として子供には触れてほしくない表現、仕組み」が数多く存在する。もっともその多くは各世帯の教育方針にも深くかかわる事柄であり、法的要件をのぞけば一律にアウト・セーフを決められるものでもない。

今件では保護者側が「これはどうだろうか」と疑問符を頭に浮かべるであろう、ゲーム内の表現や仕組みを挙げ、「この内容を含む場合、対象のゲームは子供がどの程度にまで成長すれば『遊んでいいヨ』と許可するか」を聞いたもの。青系統は事実上の制限なし、緑系統は学生時分内での規制(解除)、赤系統は事実上「大人になってから」である。


↑ 何歳頃からプレイしても良いゲームだと思うか
↑ 何歳頃からプレイしても良いゲームだと思うか

まずは「大人のエンタメ」的な面。ギャンブルや喫煙表現は約1/4は「気にならない」一方、2-3割が「大人になってから」。具体的な表現内容にもよるが、意見が大きく分かれている。

性的な表現ではあいさつ代わりのキスシーンなどでは許容する人が多いものの、具体的な性的度合いが高まるに連れて、拒否反応が強くなる。直接的表現が無くとも男女間の行為を表す類については、3割強が「子供時分ではダメ」と回答している。

見知らぬ人とのトラブルにつながるリスクが高いオンライン対戦プレーやチャットでは、性的表現以上に保護者の懸念は大きい。特にチャットに関しては7割以上の人が「中学生の時点では望ましくない」と答えている。

携帯電話【グリーやDeNAなど業界6社、「コンブガチャ」規制などのガイドラインを策定】などの事例にもあるように、ある意味一番タイムリーなのが、課金周りの話。この部分については保護者は性的・ギャンブル・チャットなど他の項目以上に厳しい判断を下している。8割前後が「高校生の時点でもアウト」と判断しており、約6割は「20歳を過ぎるまでは不許可」としている。お金を使うシステムののめり込み度、ギャンブル性などのハイリスクさは、さまざまな方面からの情報で理解しているのと共に、保護者自身も体験すらしているかもしれない。子供にはなおさらストップをかけたくなるのだろう。



上でも触れているが、個々の判断は各世帯の教育方針にも関わることで、今件の値がすべて・絶対、というわけではない。あくまでもある条件下における調査結果という一例として認識してほしい。

蛇足ではあるが、各項目の「気にならない」「未成年はダメ」のみを抽出したグラフを呈しておく。

↑ 何歳頃からプレイしても良いゲームだと思うか(2選択項目のみ抽出)
↑ 何歳頃からプレイしても良いゲームだと思うか(2選択項目のみ抽出)

課金周りの仕組みへの拒絶感の強さが改めて把握できよう。


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