子供が居るゲーム世代の好きなゲーム事情、昔、子供が、親子で…
2012/09/01 07:00


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今調査は「子供の頃にデジタル系ゲームで遊んだ経験がある」「現在もデジタル系ゲームで遊んでいる」「小中学生の子供がいる30-49歳の男女」にあてはまる人に対し、モバイル端末を用いたインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、世代構成比は30代・40代で均等割り当て。調査機関はネットエイジア。
今調査母体は条件がいくつか設定されているが、要は「小さな子供を持つデジタルゲーム世代」。以前【子供が居るゲーム世代、今遊んでいるのはモバイル機のカジュアルゲーム】でも記した通り、ジャンルや機種別の区切りでは、モバイル端末のカジュアルゲームやソーシャルゲーム、WiiやDSでよく遊ぶ傾向がある。

↑ 現在よく遊んでいるゲーム(複数回答)(再録)
それではもう少し具体的に、ゲームタイトルやシリーズで挙げてもらったら……というのが今回スポットライトを当てる部分。まずは「昔、回答者が子供だった時に好きだったゲーム」を1つだけ(≒もっとも好きだった対象)挙げてもらった結果が次のグラフ。スクロールアクションタイプの『スーパーマリオ』シリーズを選ぶ人がもっとも多く、3割近くを占めた。

↑ 昔(回答者本人が)好きだったゲーム(自由回答、1つのみ、上位10位まで)
次いで多くの支持を集めたのは『ドラゴンクエスト』シリーズで、2割近く。この2シリーズが圧倒的多数を占めている。以下は『スペースインベーダー』や『テトリス』など、(改訂版やリニューアル版、発展型などはあるが)いずれもレトロ系のタイトルが続く。
一方、今の回答者の子供が好きなタイトルとしては、やはり『スーパーマリオ』シリーズがトップにつくが、次いで『ポケットモンスター』シリーズが続く。

↑ 今(回答者の)子供が好きなゲーム(自由回答、1つのみ、上位10位まで)(子供がゲームで遊んでいる人限定)
上位陣の得票率が低く、票が分散している点は「タイトル・シリーズの多数展開」と「趣味趣向の多様化」をうかがわせる。また『ドラクエ』シリーズが順位を落とし、『ポケモン』『マリオカート』の上位入り、さらには『モンスターハンター』シリーズが並んでいる状況は、昨今の小中学生におけるゲームの趣向をかいまみることができる。
最後に、親子でよく遊ぶゲーム。今記事一番上のグラフにある通り、今調査母体ではWiiをよく使う人が多く、状況的に「親子でゲームをたしなむ場面が多い」ことが予想されるが、具体的にはどのようなタイトルで遊んでいるのだろうか(ちなみに今調査母体回答者の大人は「現在もデジタル系ゲームで遊んでいる」ことに注意)。

↑ 親子で一緒に遊ぶゲーム(自由回答、1つのみ、上位10位まで)(子供がゲームで遊んでいる人限定)
やや意外に思えるが、親子で共に遊ぶゲームとしても『スーパーマリオ』シリーズがトップに立った。親子の共通の話題、ツールという観点でも『スーパーマリオ』シリーズは他に抜きんでる魅力を有しているようだ。横スクロール系ではないが『マリオカート』シリーズや『マリオパーティー』シリーズまでも含めると、マリオの浸透度の高さを改めて思い知らされる。
『マリオ』シリーズの飛躍以外では、『Wii Sports』『Wii Party』など体を動かすシリーズが上位についたのが目に留まる。またパズルゲームでは『テトリス』ではなく『ぷよぷよ』が10位に入っているのも意外性を覚える。
今件は改めて『スーパーマリオ』シリーズの安定感を再確認すると共に、時代と共に変わりゆく注目タイトルシリーズの流れを垣間見ることができる結果といえる。また、回答者である保護者が現在よく遊んでいる据え置き型ゲーム機がWiiで、元々Wiiは【Wiiは「家族で遊ぶハード」ではあるが……DSとの年齢階層の違い】などにもある通り「親子で楽しく遊ぶ」状況を多分に想定していることから、Wii系の「体を動かすゲーム」が上位にくるのは、必然的かもしれない。
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