玄関越しに現れる広告たち

2012/09/10 06:45

ピザ昨今では防犯対策や盗難防止、集合住宅化などで見かける場面も少なくなったが、昔は新聞や広告の類を玄関のドア・扉の下に挟む方法はごく普通に行われていた。今回紹介するのはそのスタイルを利用した、少々驚きを覚えるような広告の切り口である(【The ADS of the World】など)。

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↑ Domino's Pizza: Eat Hot
↑ Domino's Pizza: Eat Hot

一つ目はブラジルで展開された、ドミノピザのダイレクトメール。ピザを焼く時に使う、テニスラケットのような形をした「ピール」という板。この「ピール」を厚紙で作り、上にピザを乗せたような絵を描く。さらに裏面には会社のロゴや連絡先を記述し、各家の玄関の扉の下から、ピザ部分が家の中に入るように投函していく。

家の中に居る住人が物音に気がついて玄関先に足を運ぶと、扉の下からピールに乗ったピザのようなものが飛び出ているのが目に留まる。その彩りの美しさに目を奪われ、思わず注意感心を寄せてしまう。そしてそれを引き抜いてみると、裏面にドミノピザの宣伝が書かれている次第。

↑ 裏面には「お熱いのをおひとついかが」というメッセージが
↑ 裏面には「お熱いのをおひとついかが」というメッセージが

裏目に書かれた「お熱いのをおひとついかが」とのメッセージも合わせ、ビジュアル的にもピールを押し込む様式的にも「作りたてでアツアツのピザ」を思い起こさせる。シンプルだが優れたダイレクトメールといえる。

もう一つはフランスのクリーニングチェーン店DECOMPRESSINGによる、自社事業をアピールするためのダイレクトメール(【The ADS of the World】)。

↑ Decompressing: Cleaned, ironed, delivered
↑ Decompressing: Cleaned, ironed, delivered

同クリーニング店のシンプルなアピールポイントは「きれいに洗う」「しっかりとアイロンがけをして薄く仕上げる」「配送をする」の3点。それを明確化するために、シャツの形をしたダイレクトメールを創り、玄関下から「投函」した。

自宅内から玄関先を見て、シャツのようなものが落ちているのに気が付いた住民が手に取り詳細を調べると、それがきれいに洗濯をしてアイロンがけをしたシャツを模したものであることが分かる。細い玄関下からすり抜ける形で投函されたのを見て、「ここまでしっかりとアイロン掛けして、配送してくれるのか」という店側が強調したい点がしっかりと伝わる次第。

しかも良く見ると分かるのだが、シャツの下半分は薄汚れていて、上半分はきれいに洗濯・アイロンがけされた状態になっている。住民は初め汚れた下半分を見て「大したことない、かな?」とやや落胆し、残りの部分を引っ張って「おお、ここまできれいにできるのか」と、ちょっとしたサプライズを楽しめる。投函する時の方向に気をつける必要があるが、しゃれっ気もある優れたダイレクトメールである。


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