【更新】食料高による世界情勢の不安定化が懸念…海外投資家、2週連続の買い超し(12/08/23)

2012/08/24 06:30

東京証券取引所は2012年8月23日、2012年8月13日から8月17日(8月第3週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は2兆5831億1878万3000円なのに対し、買い総額は2兆6772億6913万7000円となり、差し引き941億5035万4000円の買い超しとなった。これは先週から続いて2週連続の買い超しとなる。なお法人は買い超しに転じ、個人は売り超しを継続、証券会社も売り超しを継続している([最新発表リリース、PDF])(※東証三市場の合計値であることに注意)。

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8月13日から8月17日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……4306億2017万3000円/4849億9176万0000円(543億7158万7000円買超)
・個人……9239億8797万6000円/8114億9572万3000円(1124億9225万3000円売超)
・外国人……2兆5831億1878万3000円/2兆6772億6913万7000円(941億5035万4000円買超)
・証券会社……874億7567万0000円/827億8511万0000円(46億9056万0000円売超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、この5週間における外国人投資家の動向は次の通り。

7月17日-7月20日……364億3259万1000円売超
7月23日-7月27日……402億4700万7000円売超
7月30日-8月3日……649億6239万9000円売超
8月6日-10日……591億8751万3000円買超
8月13日-17日……941億5035万4000円買超

今回該当週は夏期休暇のさなかで出来高が小さく、少々の材料で値が動きやすかったのに加え、先週に続き円高が一段落したこと、さらにはユーロ周りで政治家の発言により債務危機へのリスクがやや軽減した(と認識された)事を受け、株価はじわじわと上昇中。

ただし、本格的に買いあがるだけの材料は無く、懸念材料は蓄積されたままであることから、歩みは緩やかなものとなっている。特に先週言及した米ソなど各国での干ばつ被害はさらに深刻化し、これから収穫の時期を迎えて、食料高による世界情勢の不安定化が懸念される。

株価動向をチャートで見ると、今回該当週から次週(つまり現在進行週)で直近の天井を迎えており、これを超えると日経平均株価で9500円前後までは望める雰囲気がある。ただし何らかの材料が必要で、現状を見るにそれはあまり期待できそうにもない。国際情勢も不透明さを増しており、引き続き慎重な投資スタンスが求められよう。

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