熱中症による搬送者数、1週間で4138人に(8月13日-8月19日)

2012/08/22 06:45

総務省消防庁は2012年8月21日、同年8月13日-8月19日の一週間における、熱中症搬送人数が4138人(速報値)であることを発表した。前週の3361人(速報値からの修正済み)と比べれば増加しているが、お盆休みではあるものの、天候が良好なものとなり、熱中症になりやすい環境が整ったのが増加の一因と考えられる。また今年の熱中症による搬送人数の累計は3万5000人を突破している(【発表リリース、PDF】)。

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↑ 熱中症による救急搬送状況(週単位・速報値・2012年・人)
↑ 熱中症による救急搬送状況(週単位・速報値・2012年・人)

↑ 熱中症による救急搬送状況(2012年7月16日-8月19日)
↑ 熱中症による救急搬送状況(2012年7月16日-8月19日)

【厚生労働省、熱中症の情報公知強化へ】【2012年7月の熱中症での病院搬送者、2万1082人に】にもある通り、今年は昨年以上に電力需給を起因とする熱中症の発症が懸念されており、実際それが現実のものとなりつつある。7月には各地で相次いで梅雨明けし、気温も上昇。直前までの中長期予報を裏切る形で、厳しい暑さが続いている。

昨今ではその暑さに伴い、熱中症で病院に運ばれる人も後を絶たない。なお、今年計測を開始した5月28日以降の熱中症による救急搬送者数は3万5215人。すでに3万5000人を突破している。

今回計測週においては搬送者における満65歳以上の高齢者の比率が比較的小さい。これは冒頭でも触れた通りお盆休みに入ったことで、高齢者が住まう実家などに帰省する世帯が増えたこと、休みを取る人が増えて自宅内での熱中症リスクが減ったことなどが要因と考えられる。

一方でお盆休みにも関わらず搬送者数そのものが増えたのは、ひとえに天候によるもの。東京では該当日全日が真夏日(一日の最高気温が30度以上)を記録しており、特に8月17日は猛暑日(同35度)判定も受けている。

↑ 東京都の最高気温と天候
↑ 東京都の最高気温と天候

該当週における都道府県別の搬送者数上位は次の通り。

↑ 熱中症による救急搬送状況(2012年8月13日-8月19日)(搬送人数上位都道府県、人)
↑ 熱中症による救急搬送状況(2012年8月13日-8月19日)(搬送人数上位都道府県、人)

各都道府県の居住者数そのものの違いもあるが、上位陣には常連の都道府県の名前が連なっているのが分かる。

今回計測週はお盆休みの真っただ中であることに加え、天候が非常に良く気温も上昇したことから、一部で特異なばらつきを見せることになった。天候は気まぐれしかなく、現在進行週も含め今後さらに増加する可能性も十分に考えられる。自分自身はもちろん、高齢者や子供、慢性疾患保有者など熱中症のリスクが高い人を中心に、周囲にも十分留意してほしい。また、屋外だけでなく、室内でも熱中症リスクは多分に存在することを忘れずに。


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