熱中症による搬送者数、1週間で3186人に(8月6日-8月12日)

2012/08/15 06:40

総務省消防庁は2012年8月14日、同年8月6日-8月12日の一週間における、熱中症搬送人数が3186人(速報値)であることを発表した。前週の7236人(速報値からの修正済み)と比べれば減少しているが、天候の変化や日どりによるところも大きく、引き続き警戒を必要とする域にある。また今年の熱中症による搬送人数の累計は3万人を突破している(【発表リリース、PDF】)。

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↑ 熱中症による救急搬送状況(週単位・速報値・2012年・人)
↑ 熱中症による救急搬送状況(週単位・速報値・2012年・人)

↑ 熱中症による救急搬送状況(2012年7月16日-8月12日)
↑ 熱中症による救急搬送状況(2012年7月16日-8月12日)

【厚生労働省、熱中症の情報公知強化へ】【2012年6月の熱中症での病院搬送者、1837人に】にもある通り、今年は昨年以上に電力需給を起因とする熱中症の発症が懸念されており、実際それが現実のものとなりつつある。7月には各地で相次いで梅雨明けし、気温も上昇。直前までの中長期予報を裏切る形で、厳しい暑さが続いている。

昨今ではその暑さに伴い、熱中症で病院に運ばれる人も後を絶たない。なお、今年計測を開始した5月28日以降の熱中症による救急搬送者数は3万0897人。すでに3万人を突破している。

また、今回計測週においても先週に続き、搬送者の過半数が満65歳以上の高齢者で占められている。これは通常の熱中症における比率(4-5割ほど)と比べてイレギュラーレベルでの違いはないものの、注意を要する値ではある。

今週において先週と比べて搬送者数が半数以下となったのは、日どりの関係(お盆休みで帰省した人が少なからずいる)に加え、低気圧の展開などで天候不順の日が多く、最高気温も低めな日が続いたため。いわば「お天道様」に助けられた形といえる。

↑ 東京都の最高気温と天候
↑ 東京都の最高気温と天候

該当週における都道府県別の搬送者数上位は次の通り。

↑ 熱中症による救急搬送状況(2012年8月6日-8月12日)(搬送人数上位都道府県、人)
↑ 熱中症による救急搬送状況(2012年8月6日-8月12日)(搬送人数上位都道府県、人)

各都道府県の居住者数そのものの違いもあるが、上位陣には常連の都道府県の名前が連なっているのが分かる。

今回計測週は前回週と比べると総数は少なかったが、これは多分に冒頭で触れた通り、天候と日どりに救われたところが大きい。天候は気まぐれしかなく、現在進行週も含め今後再び増加する可能性も十分に考えられる。自分自身はもちろん、高齢者や子供、慢性疾患保有者など熱中症のリスクが高い人を中心に、周囲にも十分留意してほしい。また、屋外だけでなく、室内でも熱中症リスクは多分に存在することを忘れずに。


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