熱中症による搬送者数、1週間で6891人に(7月30日-8月5日)

2012/08/08 06:40

総務省消防庁は2012年8月7日、同年7月30日-8月5日の一週間における、熱中症搬送人数が6891人(速報値)であることを発表した。前週の9055人(速報値からの修正済み)と比べればやや減少しているが、天候の変化によるところも小さくなく、引き続き警戒を必要とする域にある。また今年の熱中症による搬送人数の累計は2万7000人を突破している(【発表リリース、PDF】)。

スポンサードリンク


↑ 熱中症による救急搬送状況(週単位・速報値・2012年・人)
↑ 熱中症による救急搬送状況(週単位・速報値・2012年・人)

↑ 熱中症による救急搬送状況(2012年7月16日-8月5日)
↑ 熱中症による救急搬送状況(2012年7月16日-8月5日)

【厚生労働省、熱中症の情報公知強化へ】【2012年6月の熱中症での病院搬送者、1837人に】にもある通り、今年は昨年以上に電力需給を起因とする熱中症の発症が懸念されており、実際それが現実のものとなりつつある。7月には各地で相次いで梅雨明けし、気温も上昇。直前までの中長期予報を裏切る形で、厳しい暑さが続いている。なお【今年の夏は世界的にチョー暑い、かもとの話】で指摘している通り、この暑さは日本だけのものでは無いとの話。アメリカに続きロシアでも、暑さによる干ばつの話が舞い込んでいる。

昨今ではその暑さに伴い、熱中症で病院に運ばれる人も急増している。なお、今年計測を開始した5月28日以降の熱中症による救急搬送者数は2万7366人。すでに3万人に手が届きそうな勢い。

また、今回計測週においては搬送者の過半数が満65歳以上の高齢者で占められている。これは通常の熱中症における比率(4-5割ほど)と比べてイレギュラーレベルでの違いはないものの、前週・前々週と比べて比率が上昇しており、注意を要する。

該当週における都道府県別の搬送者数上位は次の通り。

↑ 熱中症による救急搬送状況(2012年7月30日-8月5日)(搬送人数上位都道府県、人)
↑ 熱中症による救急搬送状況(2012年7月30日-8月5日)(搬送人数上位都道府県、人)

各都道府県の居住者数そのものの違いもあるが、上位陣には常連の都道府県の名前が連なっているのが分かる。一方で新潟県など、一見すると熱中症とはあまり縁が無いような県でも搬送が多発しており、油断は禁物であることが改めて思い知らされる。

今回計測週は前回週と比べると総数は少なかったが、これは多分に天候に救われたところが大きい(週末にかけて台風が接近している)。天候は気まぐれしかなく、現在進行週も含め今後再び増加する可能性も十分に考えられる。自分自身はもちろん、高齢者や子供、慢性疾患保有者など熱中症のリスクが高い人を中心に、周囲にも十分留意してほしい。


■関連記事:
【エアコンは付けっ放しが良いのか、オンオフの繰り返しが良いのか】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー