アメリカの世帯食費は週平均151ドル

2012/08/06 12:10

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食費アメリカの調査機関【ギャラップ社】は2012年8月2日、アメリカの世帯単位での食費に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、1世帯当たりの週当たりの食費は平均で151ドル、中央値で125ドルであることが分かった。世帯年収が多いほど、子供のいる世帯ほど食費も上がる傾向がある(【発表リリース】)。


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今調査は2012年7月9日から12日にかけて、アメリカ合衆国内に居住する無作為で選ばれた18歳以上の男女に対し、電話によるインタビュー形式(使用言語は英語に加えてスペイン語)で行われたもので、有効回答数は1014人。回答結果には国勢調査に基づくウェイトバックが行われている。

週当たりの世帯単位での食費を聞いたところ、ボリュームゾーンは「100-124ドル」と「200-299ドル」。それぞれ約2割の回答。上記にある通り、平均額は151ドルとなった。

↑ 平均して一週間の食費はどれぐらいか(米、2012年7月9-12日)
↑ 平均して一週間の食費はどれぐらいか(米、2012年7月9-12日)

年収や世帯構成人数、地域物価、食に対する心情など多種多様な要素で食費は大きく上下するが、100ドル前半と200ドル台で大きく二分される傾向がみられる。平均額は151ドルだが、中央値の125ドルとは大きく離れており、分布が複雑な形になっているのが改めて理解できる。

これを属性別に再計算したのが次のグラフ。

↑ 平均して一週間の食費はどれぐらいか(米、2012年7月9-12日)(属性別、平均値、米ドル)
↑ 平均して一週間の食費はどれぐらいか(米、2012年7月9-12日)(属性別、平均値、米ドル)

歳を経るに連れて食費が減るのは、食べる量が少なくなるだけでなく、世帯構成人数が減るのも一因。家族構成で「18歳未満の子供あり」世帯の方が高い値を示しているのも、その裏付けとなる。また、性別や地域別の差異はほとんどないが、世帯年収では大きな違いが生じている。当然、高年収の方が食費も高い。食材にこだわって料理を作ったり、外食の機会が増えるから、と考えれば道理も通る。

米ドルの為替レートを約80円とすると、平均の151ドルは約1万2000円となる。世帯の食費が週平均で1.2万円、月計算で5万円内外。世帯構成人数などを考慮していないとはいえ、日本と大きな違いは無いようだ。


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