欧州中央銀行総裁の発言を受けてユーロが戻す…海外投資家、5週連続の売り超し(12/08/02)

2012/08/03 06:30

東京証券取引所は2012年8月2日、2012年7月23日から7月27日(7月第4週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は2兆9953億9772万7000円なのに対し、買い総額は2兆9551億5072万0000円となり、差し引き402億4700万7000円の売り超しとなった。これは先週から続いて5週連続の売り超しとなる。なお法人は買い超しを継続し、個人は買い超しを継続、証券会社も買い超しを継続している([最新発表リリース、PDF])(※東証三市場の合計値であることに注意)。

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7月23日から7月27日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……3576億1207万9000円/4555億3804万8000円(979億2596万9000円買超)
・個人……8285億8662万4000円/8879億4735万3000円(593億6072万9000円買超)
・外国人……2兆9953億9772万7000円/2兆9551億5072万0000円(402億4700万7000円売超)
・証券会社……944億1423万3000円/994億3434万6000円(50億2011万3000円買超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、この5週間における外国人投資家の動向は次の通り。

6月25日-6月29日……106億7219万4000円売超
7月2日-7月6日……414億2026万2000円売超
7月9日-7月13日……1204億3872万5000円売超
7月17日-7月20日……364億3259万1000円売超
7月23日-7月27日……402億4700万7000円売超

今回該当週は前半がユーロ圏での債務危機の悪化懸念でユーロ安が進展し、それを受けて為替が大幅な円高を示した関係で下落。後半は欧州中央銀行総裁の発言を受けてユーロが戻し、それに連動する形で上昇と、ユーロに振り回される形となった。日経平均株価はチャート的には7月26日を底値に反転した気配も見受けられるが、もとよりテクニカル的な動き云々で市場が左右される流れは昨今では稀薄で、気休め程度にしかならないのが実情。

国内大手企業も次々に四半期単位での決算発表を行っているが、アメリカドルはともかく、ユーロでの想定レートがやや甘めな企業が多いのが目に留まる。よもやここまで動くとは思っていなかったのか、あるいは今後戻しを見せると考えているのか。ともあれ、もう少し落ち着いた形での為替相場動向を願いたいところだが、それには欧州債務危機の解決的方向性が明確に見えねばならない。……と考えると、残念ながらもうしばらくは、このような状況が続きそうなのが実情ではある。

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