男性喫煙者50代以降は1日1箱だと不足気味?

2012/08/03 06:50

喫煙とグラフ【JT(2914)】は2012年7月30日、2012年5月に実施した「全国たばこ喫煙者率調査」の結果を発表した。それによると2012年5月時点での全国の喫煙率は21.1%となり、前年比で0.6ポイントのマイナスとなった。男女別では男性が1.0ポイント減少、女性は0.2ポイント減少し、男女双方共に喫煙率の減少が確認された。今件は先に【2012年の全体喫煙率21.1%、女性は間もなく1割未満に】で伝えた、喫煙率に関するリリースに添付されていた参考資料を基に、注目すべきデータをいくつかグラフ化しておく(【発表リリース】)。

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今調査は1965年以降JTが毎年実施しているもので、今回調査は層化二段抽出法にて郵送依頼・郵送回収法で実施。成人(20歳以上)男女3万2000人を対象に依頼し、1万9897人の有効回答が得られた。喫煙率の算出の際には、回答者の性別・年齢階層において、成年人口構成比に合わせて補正が行われている。

今回の調査結果をグラフ化すると、次の通りとなる。

↑ 全国喫煙率(2012年7月、JT発表)
↑ 全国喫煙率(2012年7月、JT発表)(再録)

↑ 全国推定喫煙人口(2012年7月、万人、JT発表)
↑ 全国推定喫煙人口(2012年7月、万人、JT発表)(再録)

添付資料には検証用の追加データとして、「世代別喫煙者率」「地域別喫煙者率」「喫煙本数」の3項目が収録されている。今記事ではそのうち「世代別喫煙者率」「喫煙本数」についてグラフ化を行う。また、昨年のデータも手元にあるので、それとの差異も計上する。まずは世代別喫煙者率。

↑ 世代別喫煙者率(2012年、JT)
↑ 世代別喫煙者率(2012年、JT)

↑ 世代別喫煙者率(2011年から2012年への変移、JT)
↑ 世代別喫煙者率(2011年から2012年への変移、JT)

男性は20代でやや低め、30代以降は4割前後で推移。そして60歳代になってようやく減少をはじめる。女性は40代をピークとし、男性よりも早い年齢で減少を始めるなど、男女での喫煙者率に違いが見られる。さらに昨年からの変移を見ると、若年層の大幅な減少と、40代女性の増加が目に留まる。特に後者は女性全体の喫煙率の減少を最小限のものに押し留めた起因にもなっており、留意に値する。

一方、「毎日吸う」と答えた人における、世代別喫煙本数は次の通り。

↑ 世代別平均喫煙本数(2012年、JT)(「毎日吸う」人限定)
↑ 世代別平均喫煙本数(2012年、JT)(「毎日吸う」人限定)

世代別平均喫煙本数(2011年から2012年への差異、JT)(「毎日吸う」人限定)
↑ 世代別平均喫煙本数(2011年から2012年への差異、JT)(「毎日吸う」人限定)

女性は全般的に男性と比べて喫煙本数も少なめだが、歳の経過と共に確実に増加する動きを見せる。一方男性は女性よりも本数が多く、50代以降はたばこ1箱(20本)では足りない状況が分かる。ただし50代がピークで、60歳以降になるとやや減り始めるのが特徴的。男女の喫煙状況の違いがあらためて認識できる。

さらに「毎日吸う人」限定だが、一日当たりの喫煙本数においても、40代女性は昨年比で大きな伸びが見られる。たまたま今回の調査母体にそのような群体が集まったのか、それとも40代女性全般にこのような動きが起きつつあるのか、来年以降の挙動に注目したい。

なお今回、JT発の世代別喫煙(者)率が取得できたことで、同社のアニュアルレポート発行を待たずに、【世代別成人喫煙率をグラフ化してみる(2011年分反映版)】のデータ更新が可能となった。折を見て更新を行い、精査しよう。

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