コンビニの宅配サービス、歳を経るほど「利用したい」

2012/08/12 07:20

セブンらくらくお届け便[マルハニチロホールディングス(1334)]は2012年7月26日、コンビニエンスストア(コンビニ)の利用実態に関する調査結果を発表した。それによると週一以上でコンビニを使う調査母体において、コンビニの宅配サービスを利用したいと考えている人は1/4程度にとどまっていた。しかし歳を経るに連れてその値は漸増しており、シニア層では比較的需要が大きいと考えられる結果が出ている([発表リリース、PDF])。

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今調査は2012年7月5日-9日にかけて携帯電話経由のインターネット調査方式にて、コンビニを週一以上で利用する人に対して行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、世代構成比は20代から50代まで10歳区切りで均等割り当て。調査機関はネットエイジア。

今調査母体(予備調査時点。コンビニの利用頻度の制限なし。回答数2374人)にコンビニの利用頻度を尋ねたところ、週一以上での利用者は66.0%に達した。毎日利用している人も13.2%いる。

↑ コンビニの利用頻度
↑ コンビニの利用頻度(再録)

今本調査ではこのうち、週一以上のコンビニ利用者、つまり「ある程度日常的にコンビニを利用している人」を対象にしている。

以前別記事で呈したが、コンビニの宅配サービス(食事宅配含む)を利用したい人は、今調査母体でもさほど多くは無い。26.4%のみが「利用したい」で、「利用したくない」は45.0%に達している。

↑ コンビニに関してあてはまるか否か
↑ コンビニに関してあてはまるか否か(再録)

コンビニの商品(、サービス利用料)は価格が高い、サービスの利用が面倒、具体的なイメージが頭に思い浮かばない、コンビニの商品はまとめ買いをするのには向いてないのでは、などの一般的な印象が多分にあり、それが「コンビニの宅配サービスを使いたいとは思わない」という選択肢を選ばせていると考えられる。

しかし昨今では【「注文500円以上から送料無料」セブンイレブンの食事宅配サービス「セブンミール」、宅配料無料・宅配サービス利用条件緩和の全国展開へ】にある通り手数料がお値打ちの場合も増え、とりわけ高齢者・買物困難者の増加を見据えて食事の宅配サービスに重点を置くコンビニも増えている。

今調査でも「コンビニの宅配サービス(食事宅配含む)を利用したい」の項目で、世代別に見た場合、歳を経るほど利用需要が増加しているのが確認できる。

↑ コンビニに関してあてはまるか否か(コンビニの宅配サービス(食事の宅配も含む)を利用したいと思う)
↑ コンビニに関してあてはまるか否か(コンビニの宅配サービス(食事の宅配も含む)を利用したいと思う)

30代で賛成派は減少するが、同時に20代は他のどの世代よりも拒否反応が強く、概して「歳を経るほど好意的」という見方が出来る。現在スーパーやデパートなどで人気を博している食事宅配も含めた宅配サービスは、その利用者の多くは高齢者であり、同時に買い物困難者であることが多い(近場に店が無い≒買い物に頻繁に出られない≒まとめ買いをせざるを得ない≒荷物が多くて自分では持ち帰れない)。シニア層ほどサービスを望むのも理解できる。

コンビニでは上記にある通り、「商品のまとめ買い」という使い方はあまりされない。特定商品の陳列量は少なめで、値引き率も低く、まとめ買いの効果があまりないからだ。一方で上記の「セブンミール」にあるような食事宅配サービス、あるいは(ナチュラルブランドと比べて廉価で陳列数も多い)各社のプライベートブランドに限れば、コンビニも利用したい「宅配サービス」として、今まで以上に注目を集め、利用されるに違いない。もちろん啓蒙活動によるサービスの周知と、既存のイメージ払しょくは欠かせないのだが。


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【お食事宅配サービスの世代をグラフ化してみる】

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