【更新】欧州の債務危機問題が再加熱・ユーロ安が進行…海外投資家、4週連続の売り超し(12/07/26)

2012/07/26 19:45

東京証券取引所は2012年7月26日、2012年7月17日から7月20日(7月第3週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は2兆2807億8127万6000円なのに対し、買い総額は2兆2443億4868万5000円となり、差し引き364億3259万1000円の売り超しとなった。これは先週から続いて4週連続の売り超しとなる。なお法人は買い超しを継続し、個人は買い超しを継続、証券会社も買い超しを継続している([最新発表リリース、PDF])(※東証三市場の合計値であることに注意)。

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7月17日から7月20日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……2694億6278万5000円/2756億5664万0000円(61億9385万5000円買超)
・個人……6482億1683万5000円/6726億6373万5000円(244億4690万0000円買超)
・外国人……2兆2807億8127万6000円/2兆2443億4868万5000円(364億3259万1000円売超)
・証券会社……760億4058万5000円/805億9132万3000円(45億5073万8000円買超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、この5週間における外国人投資家の動向は次の通り。

6月18日-22日……553億2203万0000円買超
6月25日-6月29日……106億7219万4000円売超
7月2日-7月6日……414億2026万2000円売超
7月9日-7月13日……1204億3872万5000円売超
7月17日-7月20日……364億3259万1000円売超

今回該当週は祝祭日の関係で営業日が通常より一日少ない週となったこともあり、出来高は少なめの推移となった。アメリカの大手企業の決算などのイベントは材料的にはプラマイ半々程度だったが、欧州の債務危機問題が再加熱しつつあり、これに合わせてユーロ安が進行。為替レートに大きな影響を受ける輸出メインの企業の株価が大きく引きずられ、結局軟調な展開となった。特に金曜日には大きく下げ、次週(つまり現在進行週)の下げに続く掛け橋的な流れとなっている。

特に昨今の円高……というよりはユーロ安は大きな問題で、同地域の財務問題の根深さ、深刻さを表すと共に、それに連動する形で株価の下落も起きており、市場関係者の多くには頭の痛い問題となっている。さらに昨今では金融システムそのものへの信頼性を疑われるような事件も発覚し、市場そのものへの不信感の高まり具合・市場の雰囲気は、かつてのリーマンショック後の情勢を思わせる。残念ながらもうしばらくは、このような状況が続くと考えさせられる材料の方が多そうだ。

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