【更新】田中貴金属が2012年上半期における投資用金地金などの取引量を発表

2012/07/20 06:50

金(ゴールド)田中貴金属は2012年7月19日、同社における2012年上半期(1-6月)の投資用金地金、プラチナ地金の販売量と買取量の数値(指数)などを発表した。それによると金価格の高値維持の傾向は続いているものの、資産形成における金の有効性が再評価されたからか、(田中貴金属側による)販売量が買取量を上回る結果となった([発表リリース])。

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リリースによると2012年上半期における金の平均価格は1グラムあたり4280円。これは1980年の4499円(ただしドル平均は227.83円)以来31年ぶりに、年平均価格で4000円/グラムを突破した昨年1年間の平均価格4060円からさらに上乗せした額。今回発表された資料における公開期間2001年以降では、最高値の水準にある。このような高値をつけたのは、欧米各国の債券リスクの継続、中国のインフレ・景気後退懸念、中東近隣諸国における情勢不安など、需要増加材料が目白押し状態だった状況を起因としている。

↑ 田中貴金属における金(ゴールド)の販売・買取量指数の推移と金価格(指数は2001年の販売量を100とした時の値)
↑ 田中貴金属における金(ゴールド)の販売・買取量指数の推移と金価格(指数は2001年の販売量を100とした時の値)

金地金の売買状況は今年に入っても高値推移。景気後退感の強まりもあり、今回計測期の後半にはやや値を下げているが、相変わらず高い水準には違いない。円高の影響で上値を抑えらる感はあるものの、今後は年末に向けてアメリカの大統領選挙・選挙後の金融緩和政策の動き、ヨーロッパでの債務問題など相場を左右しうるイベントが相次ぐ予定で、金価格・金市場への注目は続きそうだ。

金(ゴールド)2012年前半期分における田中貴金属での販売・買取量を見ると、買取量は(前年同期比で)50.5%減と大幅に減り、販売量は5.3%減にとどまっている。同社はこの動きについて「高値圏でも販売量が堅調で買取量が減少していることから、日本国内の投資家の中で資産形成として金保有の有用性が認識されているとともに、高値圏で値動きが少ない事での様子見の状況がうかがえます」と説明。現在は高値圏にあるとの認識を示している。

円高の進行傾向ゆえに日本国内での金価格の上昇は「比較的」緩やかなレベルに留まっている。そして金(ゴールド)は海外における債券問題のリスク上昇やインフレ傾向で、リスク比較の上で注目される資産としての特性がさらに強まる傾向にある。今年後半期は上記にある通り、色々と「動き」を見せそうな雰囲気が強い。大きな世界情勢の流れを受け、金価格や需給はどのような動きを見せるのだろうか。


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