初心者ドライバーが欲しい車、ハイブリッドがガソリンに猛攻、しかし最重要ポイントは「価格」

2012/07/13 06:40

乗用車とお金ソニー損害保険は2012年7月10日、初心者ドライバー(運転免許取得後1年未満者)に対する自動車関連の調査結果を発表した。それによると調査母体のうち「車購入予定無し」以外の人においては、一番人気の自動車の形式は「ガソリン車」だった。次いで「ハイブリッドカー」「電気自動車」が続いている。一方で自動車購入時に重要視するポイントとしては「価格」「燃費」とコスト周りの項目が上位についており、金銭的なハードルが多分に選ばれる車の形式にも影響しているものと考えられる(【発表リリース】)。

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今調査は運転免許取得後1年未満の人に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は600人。男女比は1対1、成人・未成人比はほぼ均等割り当て。調査機関はネットエイジ。

今調査母体のうち「車を購入する予定はない」と回答した人は88人。ペーパードライバーか、あるいは親などから借り受ける・もらい受けるものと思われる。そこで残りの512人に「初めてのマイカーとして欲しい車(の形式)」を聞いたところ、トップはガソリン車だった。次いでハイブリッドカーが続いており、この2形式で8割を超えている。

↑ 初めてのマイカーでほしい車(車購入予定がない人以外)
↑ 初めてのマイカーでほしい車(車購入予定がない人以外)

男女間ではやや女性にハイブリッドカーへの傾注の強さが表れているものの、ガソリン車がトップであることに違いはない。一方で電気自動車は1割前後でしかなく、需要としてはまだ少ないことが分かる。

「電気自動車と比べればハイブリッドカーはガソリン自動車と同じように使えるし、エコでもある。なぜガソリン車と比べると需要が少ないのか」と疑問を持つ人もいるだろう。その理由が分かるのが、次のグラフ「初めてのマイカー購入時に重視するポイント」。

↑ 初めてのマイカー購入時に重視するポイント(車購入予定がない人以外、複数回答・3つまで)(上位10位まで)
↑ 初めてのマイカー購入時に重視するポイント(車購入予定がない人以外、複数回答・3つまで)(上位10位まで)

最重要項目は「価格」、次いで「燃費」。冒頭でも触れたが、コスト周りに大きな配慮が働いているのが分かる。エコカー関連の減税が施行されている現在においても、ガソリン車と比べれば割高な初期コストとなりやすいハイブリッドカー。維持費用もガソリン価格だけでなく、中長期なメンテナンス費用まで含めて考えれば、ハイブリッドカーに二の足を踏んでしまうのも理解できる。

興味深いのはこのコスト周りの留意が、「デザイン」「ボディタイプ」「内装」などよりも上に来ていること。具体的な重要度は人それぞれだが、全般的には「コスト周りに納得がいけば、デザインなどは妥協出来得る」場合が多々あることを意味している。さらにいえば今件が「運転免許取得後1年未満の人」かつ「マイカーが欲しい(かも)と考えている」という、代理店などから見れば「うまくハートをつかむことができれば長期に渡る良客」となりうる「ダイヤの原石」足りえる人たちであるのも、注目に値する。

無論安全性を無視したり、デザインや色を需要とないがしろにした形で新車をデザインして良いという意味ではない。その上で、自動車メーカー各社は各顧客予備軍の「お財布事情」を十分考慮し、商品開発に励む必要がありそうだ。


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