【更新】昼食スタイルにも現れる、非正規社員のお財布事情(2012年発表分)

2012/07/09 06:40

先日の【4万円には届かずも5年ぶりに上昇・2012年のサラリーマンのこづかい事情(2012年発表分)】を筆頭に、新生銀行が2012年6月28日に発表した、2012年におけるサラリーマンのおこづかい調査の結果について、内容を多方面の切り口から確認、記事化している。今回は昨年の記事の内容更新をする形で、「若年層における昼食のスタイル」について見ていくことにする(【発表リリース(PDF)】)。

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今調査は2012年4月23日から24日までの間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2100人。男女比は1566対534で、年齢階層比は「男性サラリーマン」は20代から50代まで10年区切りで、「女性会社員」「男性パート・アルバイト」「女性パート・アルバイト」は20代・30代でそれぞれ均等割り当て。なお「男性サラリーマン」以外は今回が昨年に続き2回目の調査となる(ただし明記ない限り、データ・グラフはこれまで通り「男性サラリーマン」からのものについてのみ対象としている)。また今調査は1979年からほぼ定点観測的に行われているが、毎年同じ人物を調査しているわけではない。

サラリーマンの昼食代は中期的には減少・持参弁当の回数は増えており、お財布事情は厳しさを増している。もっとも2012年は少しながら状況の改善が見られたようだ。

↑ 1回あたりの平均昼食代(弁当持参時をのぞく)(サラリーマン限定)(円)
↑ 1回あたりの平均昼食代(弁当持参時をのぞく)(サラリーマン限定)(円)

昼食の内訳
↑ 昼食の内訳(再録)

それでは男女差による違い、あるいは正社員ではなく非正社員(パートやアルバイト)の昼食事情はどうなのだろうか……という疑問にある程度答えてくれるのが、次の結果。若年層限定ではあるが正社員の男女別、そしてパート・アルバイトの若年層男別に、1週間における昼食の形態(回数)をグラフにまとめたものだ。

↑ 昼食内訳(週あたり回数)
↑ 昼食内訳(週あたり回数)

まず気がつくのは「外食」がサラリーマン全体と比べると低めなこと。また女性よりも男性、非正社員よりも正社員の方が外食率は高い。男女差は女性が気軽に足を運べるお店のあるなし、そして正社員・非正社員差はふところ事情によるところ。また、「持参弁当」を自分で作る機会・作れる技能の点でも、男女差が出る起因となる。

ふところ事情が気になるのなら「持参弁当」は多そうなものだが、意外にも男女共に正社員の方が回数は多い。非正社員は作るだけの時間的・機材的余裕も無いのかもしれない。また、安上がりで栄養バランスも期待できる「社員食堂」の利用回数も、圧倒的に正社員が上。パートやアルバイトではそもそも職場に食堂が無い場合、あっても使わせてもらえない事例が多いと考えられる。

なお正社員・パートやアルバイトの各昼食回数を合計すると、正社員は5.3-5.5、パートやアルバイトは4.6-4.8回となり、後者は5(一週間のうち平日の日数)を下回る。フルタイム出勤でないことが起因と考えられる。

金額ベースで見ると、「やはりパート・アルバイトは昼食事情も大変なのだな」というのが改めて確認できる。


↑ 1回あたりの平均昼食代(弁当持参時をのぞく)(円)
↑ 1回あたりの平均昼食代(弁当持参時をのぞく)(円)(2011-2012年)


同じ世代内では購入弁当割合が一番多いのはパート・アルバイトの男性だが、平均購入代金は400円少々。中堅どころのコンビニ弁当を買えばそれでオシマイとなってしまう。麺類におにぎりを足してドリンクの合わせ技、ミニ弁当とパンなど工夫を凝らして予算内に納めねばならない。昨今ではコンビニのお弁当でも300円内外のタイプが増えてきているが、このような状況を見ると「需要に応えた対応をしている」と理解もできるというものだ。


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