4万円には届かずも5年ぶりに上昇・2012年のサラリーマンのこづかい事情(2012年発表分)

2012/07/01 06:40

新生銀行は2012年6月28日、2012年におけるサラリーマンのおこづかい調査の結果を発表した。それによると最新データによるサラリーマンのおこづかいの平均額は3万9600円となり、昨年のデータと比較して3100円のプラスとなった。一方で昇給面で見ると「上昇した」との回答者の比率は年々低下しており、家計の厳しさが増していることをうかがわせる(【発表リリース(PDF)】)。

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今調査は2012年4月23日から24日までの間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2100人。男女比は1566対534で、年齢階層比は「男性サラリーマン」は20代から50代まで10年区切りで、「女性会社員」「男性パート・アルバイト」「女性パート・アルバイト」は20代・30代でそれぞれ均等割り当て。なお「男性サラリーマン」以外は今回が昨年に続き2回目の調査となる(ただし明記ない限り、データ・グラフはこれまで通り「男性サラリーマン」からのものについてのみ対象としている)。また今調査は1979年からほぼ定点観測的に行われているが、毎年同じ人物を調査しているわけではない。

年齢階層別のおこづかい推移は次の通り。

2008年以降における年齢階層別サラリーマンのお小遣い
↑ 2008年以降における年齢階層別サラリーマンのお小遣い

全体としては5年ぶりに前年比でプラス。後程中長期的なグラフを呈するが、1980年の3万9600円と奇しくも同じ値を示している。上昇幅は50代がもっとも大きく5400円、次いで30代の5200円、40代の2000円。唯一20代はマイナスの300円。後述するが20代は昇級の有無で「昇給なし」の回答が前年比でもっとも増えており、この厳しさが小遣いの減少につながった可能性はある。

一方数年来続いている傾向だが、20-50代では20代ではなく、40代が一番額面上は小さな値を示している。付き合いも増え出費もかさむであろう40代には、冬の時代が続いていることになる(もっともこれは、子供ありの世帯では40代位になると子供が成長し、家計が厳しくなる状況を反映していると考えるのが無難。実際子供が居る世帯の平均値は3万1000円・居ない世帯は4万6100円となり、大きな差異が生じている)。

昇給の有無
↑ 昇給の有無

昨年までは20代が「昇給率最上位」だっだか、今年は30代が20代を上回ってしまった。昨年との比較では20代の落ち込みがもっとも大きく、繰り返しになるがこれが小遣い全体額の減少を導いていると考えれば納得はできる。

なお公開されているデータを元に、毎年のサラリーマンの小遣い状況の推移と、日経平均株価(年末の値、2012年は6月29日終値)をかぶせると次のようなグラフができあがる。

GE Money・新生銀行発表の「サラリーマンの平均小遣い額」と日経平均株価の推移
GE Money・新生銀行発表の「サラリーマンの平均小遣い額」と日経平均株価の推移

直近では底打ちから上昇機運にあったものが2008年にその流れを打ち崩されていたが、今年はようやく反転の兆しを見せているのが確認できる。そして「日経平均株価」と「サラリーマンの小遣い」の間にはその起伏において相関関係があることが改めて分かる。「金融商品への投資などしていないから、株価の変化は自分には関係ない」という人も、「株価の上下が小遣いの上下にも連動する傾向がある」という事実を伝えられれば、経済全体や株価への見る目も変わってくるに違いない。

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