夫婦で、親子でコミュニケーションしてますか? 意外な差が出る男女間の認識

2012/06/20 12:10

親子でコミュニケーション連合は2012年6月11日、人と人とのつながりに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、配偶者や子供とコミュニケーションをあまり取っていない人が1割程度いることが分かった。両親との間では1/4強に達する。男女別では全般的に女性よりも男性の方が、子供や両親に対してコミュニケーションの点で疎遠な状態にあるのが確認できる(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2012年4月1日から4日にかけて携帯電話経由のインターネットリサーチ方式によって行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、世代構成比は20代から50代まで10歳区切りで均等割り当て。調査実施機関はネットエイジア。

先に【社会的関係が大切な相手、子供に配偶者、両親…SNS上での知り合いは「大切では無い」派が多数に】で示したように、身内との社会的な関係について、多くの人は配偶者や子供、両親に対しては「つながりがとても大切」であるとの認識を示している。

↑ 各対象とのつながりをどの程度大切だと思うか(一部のみ抜粋)
↑ 各対象とのつながりをどの程度大切だと思うか(一部のみ抜粋)

社会的関係・つながりを維持するのに欠かせないのがコミュニケーションだが、それでは各身内に対してどれほどのコミュニケーションを取っているのだろうか。尋ねたところ、世帯構成員である配偶者・子供との間のコミュニケーション頻度が一番高く、「頻繁」が過半数、「ある程度」が3割を超え、合わせてほぼ9割との結果となった。

↑ どの程度コミュニケーションを取っているか(家族や親せきと・該当する人物がいる人のみ)
↑ どの程度コミュニケーションを取っているか(家族や親せきと・該当する人物がいる人のみ)

コミュニケーションの手法はさまざまで、面と向かって話し合うのはもちろん、食事の間やテレビ視聴中のさりげない会話、日常生活上でのちょっとした挨拶、さらには電話や電子メールでのやりとりもまた、コミュニケーションに該当する。要は意志疎通が出来れば良いのだが、さすがに同一世帯内に居る相手なだけに、コミュニケーションの度合いは高い。ただし「両親」は同居していない事例も多く、「配偶者」「子供」と比べて頻度は落ちる。

これを回答者の性別に見ると、日常生活における立ち位置の違いや思惑・相手に対する認識の奥底が見えてくる。

↑ どの程度コミュニケーションを取っているか(家族や親せきと・該当する人物がいる人のみ)(男女別、一部)
↑ どの程度コミュニケーションを取っているか(家族や親せきと・該当する人物がいる人のみ)(男女別、一部)

配偶者同士で見ると、わずかながら女性の方が男性とのコミュニケーション率が低い。とはいえこの程度なら誤差の範囲ともいえる。むしろ子供に対するコミュニケーション率の違いは歴然としており、男性よりはるかに女性の方が多い。これは男性が就業・女性が家事というライフスタイルを取る人が多く、必然的に子供との接触時間が長くなるのが原因。

男性が夜遅く帰ってきても子供はすでに寝ていたり、起きていてもせいぜい夕食とその後の団らんの時間位しか顔を合わせる機会が無い(朝食時もタイミングが合わないことが多いだろう)。結果としてコミュニケーションの度合いが母親とかけ離れるのは仕方があるまい。同様に両親とのコミュニケーションの度合いも男女間で大きく差が出てしまっている。これもまた就業と家事の違いなどが主な理由。

親子でコミュニケーション実際別項目では「コミュニケーションが取れない理由」が挙げられているが、対象が「配偶者」「子供」「両親」いずれの場合においても、「お互いの行動・活動の時間が合わない」「仕事が忙しく、時間が取れない」が上位に連なっている。物理的接触時間が少なければ、コミュニケーションが取りにくくなるのも仕方がない。

もっとも【ツールを使ったコミュニケーションは「通話」から「メール」「サイト」へ(2011年版情報通信白書より)】【小中学生のケータイのお相手は? 「学校の友達」86.1%・「親」が85.7%】などにもあるように、デジタルツールを用いてその時間不足を補う手法もある。あくまでも代替案の一つで、不慣れな場合や気恥ずかしさを覚えることもあるだろうが、決して悪い話というわけではあるまい。

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