携帯7割・パソコン5割…米シニア層のデジタル機器保有層をグラフ化してみる

2012/06/13 06:50

タブレット機アメリカの調査機関【Pew Research Center】は2012年6月6日、アメリカの高齢者におけるインターネットへの接触機会に関する調査結果【Older adults and internet use】を公開した。今回はその中から、携帯電話やパソコンなどのデジタル機器保有率について見て行くことにする。

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今調査の最新データのものについては2012年3月15日から4月3日にRDD方式で選ばれたアメリカ合衆国内の電話番号に電話をかけ、応答した18歳以上の人に、通話(英語とスペイン語)インタビューで行われたもので、有効回答数は2254人。固定電話は1351人、携帯電話は903人(うち410人は固定電話非保有者)。インターネット利用者は1803人。国勢調査の結果に基づいたウェイトバックがかけられている。

情報化社会、デジタル社会の恩恵を受けるためには、各種デジタル機器の保有が必要不可欠。昨今では電子書籍リーダーやタブレット機など、新たな概念の機器も登場し、デジタル・インターネットの世界はさらに広がりを見せている。

今調査項目では「携帯電話(一般携帯電話、スマートフォン双方を含む)」「デスクトップパソコン(PC)」「ノートパソコン」「電子書籍リーダー」「タブレット機」の5種類について、所有の有無を尋ねている。

↑ デジタル機器保有率(米、2012年2月)(各世代全体比)
↑ デジタル機器保有率(米、2012年2月)(各世代全体比)

シニア層の携帯電話保有率はほぼ7割。2010年5月時点で57%だったことを比べると、相当な普及ぶりといえる。もっともスマートフォンの普及率はまだ低く、10%と程度でしかないとのこと。

電子書籍リーダーは11%、タブレット機は8%。これを「しか」と見るか「も」と見るかは状況次第だが、シニア層でも1割前後がタブレット機などを所有している状況は、決して「少ない」とは言えない。

また、50歳を超えるとデスクトップPCの保有率がノートPCの値を超える現象も生じているのが興味深い。機動性よりも画面やキーボードの大きさを優先するのが理由だろう。

これをさらに上の世代、76歳以上のいわゆる「G.I.世代」(G.I.とは米陸軍の俗称。1914年-1924年生まれの世代を指す)に区切ると次の通りとなる。

↑ デジタル機器保有率(米、2012年2月)(G.I.世代の動向)
↑ デジタル機器保有率(米、2012年2月)(G.I.世代の動向)

76歳以上でも携帯電話の保有率は過半数に届いている。デスクトップパソコンでも3割を超えている。さすがに電子書籍リーダーなどの値は数%でしかないが、ゼロでは無い。また、スマートフォンの保有率も低く、65歳以上世代同様に1割程度に留まっているとのこと。

身体的な問題からシニア層の、特に小型のデジタル機器に対する保有率は、若年層と比べればゆるやかな上昇率に留まるはず。とはいえまったく伸びないわけでもなく、少しずつ上昇を見せて行くに違いない。機器の製造販売側も、色々な工夫で、門戸を開き手立てを講じることだろう。


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