【更新】ユーロ・ドル安が進行中…海外投資家、7週ぶりの買い超し(12/06/07)

2012/06/07 19:30

東京証券取引所は2012年6月7日、2012年5月28日から6月1日(5月第5週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は3兆3706億7635万2000円なのに対し、買い総額は3兆3754億7205万8000円となり、差し引き47億9570万6000円の売り超しとなった。これは先週から転じて7週ぶりの買い超しとなる。なお法人は買い超しを継続し、個人も買い超しを継続、証券会社も買い超しを継続している([最新発表リリース、PDF])(※東証三市場の合計値であることに注意)。

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5月28日から6月1日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……3402億2634万1000円/4851億7990万000円(1449億5355万9000円買超)
・個人……7920億8109万6000円/8212億5885万7000円(291億7776万1000円買超)
・外国人……3兆3706億7635万2000円/3兆3754億7205万8000円(47億9570万6000円買超)
・証券会社……841億1576万4000円/857億5217万3000円(16億3640万9000円買超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、この5週間における外国人投資家の動向は次の通り。

5月1日-2日……483億2312万1000円売超
5月7日-11日……2074億3363万1000円売超
5月14日-18日……833億8667万8000円売超
5月21日-25日……303億9879万6000円売超
5月28日-6月1日……47億9570万6000円買超

今回該当週も前週に続き、ギリシャの政治的動乱に伴うヨーロッパ全体の債務問題が再び火を吹きかねない(むしろ火はすでについており、くすぶっている)状態が続いており、それに伴いユーロ安が進展。ユーロ圏の失業率は上昇を継続し、特に若年層には厳しい労働市場であるとの動向が相次ぎ報じられている。ユーロ安、それに伴うドル安も継続中で、今回計測時期内の6月1日には、1ユーロが95円50銭にまで落ち込んだ(少なくとも10年来、金融危機の始まり以前からもあわせ、最安値)。

このような状況下で外国人投資家は久々に、わずかではあるが買い超しに転じている。買い超し額も小さく、気まぐれ、あるいは単なる偶然の産物の可能性もあるが、その動きには留意を要する。

6月に入ってからは打開策に各国首脳が東奔西走を重ね、またFRBの内外でQE3(量的緩和第三弾)への期待・プレッシャーも高まりを見せており、やや期待感が不安感を上回る雰囲気が出てきたことから、相場の転換的雰囲気も見えてきた。事態の根本的打開にはまだ程遠く、応急処置的な感は否めないが、為替レートも流れの変化が確認できる。今後の各国の動向に注目しながら、相場の行く末を見定めたいものだ。

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