好きなマンガのジャンル、男性「スポーツ」女性「ラブストーリー」、そして男女共通なのは……
2012/06/07 06:50


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今調査は2012年5月15日から17日にかけて、15歳から44歳までの男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1939人。男女比は39.1%対60.9%、世代構成比は10代16.8%・20代33.1%・30代33.3%・40代前半17.0%。
以前【全体で8割近く、40代前半でも6割強は「マンガ好き」】で示したが、今調査母体では8割近くが(頻度はともあれ)マンガを読むと答えている。

↑ 普段マンガを読むか(再録)
この「マンガ読者」に向けて、「どのようなジャンルのマンガが好きか」を聞いた結果が次のグラフ。男性は「スポーツ」、女性は「ラブストーリー」がトップについた。

↑ 好きなマンガの作品のジャンル(複数回答、読んでいる人対象)
男性は「スポーツ」「バトル・格闘」「ギャグ・コメディ」「ファンタジー」「SF」、女性は「ラブストーリー」「少女マンガ」「ギャグ・コメディ」「ファンタジー」「人間ドラマ」の順。いくつか被る項目もあるが、多分に好まれるジャンルには違いがあるのが分かる。例えば「ラブストーリー」は男性からは1割程の支持しかないが、女性は4割が「好きなマンガのジャンルである」と答えている。
人口のほぼ半分ずつを男女それぞれで構成していることを考えれば、男性だけ、女性だけから受けるより、男女双方が支持されやすい作品の方が、何かと都合がよい。次のグラフは試しに男女の回答率をそのまま積上げ型グラフに再構築したものだが、「人気が出そうか否か」「幅広い支持を集められそうか」がジャンル別という観点からそれとなく浮かび上がってくる。

↑ 好きなマンガの作品のジャンル(複数回答、読んでいる人対象)(積上げ型グラフ)
大ヒット作となった数々の名作マンガを思い返してみると、男女双方からバランス良く受け入れられ、しかも多数の支持を得られそうなジャンルの要素を複数持っている場合が多いことが分かるというものだ。無論今調査が、「15歳から44歳までの男女」という制限下において行われたことを考慮する必要はあるが。
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