今賃貸住まいの人、住宅を購入したい理由・したくない理由

2012/06/04 06:45

住宅とお金ライフメディア・リサーチバンクは2012年5月23日、住まいに関する調査結果を発表した。それによると現在賃貸住宅住まいの人から成る調査母体のうち、今後住宅購入を考えている人においては、その理由としてもっとも多くの人が挙げたのは「家賃がもったいない」だった。ほぼ半数の人が同意を示している。以下「安心感・満足感」「資産として残したい」が続く。一方で住宅購入を希望していない人の理由としては「購入すると経済的な負担が大きくなる」が最多回答をしめており、半数近くに達していた。現行の支払い家賃よりも負担が大きくなるか否かが、住宅購入の際の大きなポイントとなるようだ(【発表リリース】)。

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今調査は2012年5月11日から17日にかけてインターネット経由で行われたもので、20代から40代の賃貸住宅居住者を対象にしている。回答数は1616人で、男女比は660対956、世代構成比は20代379人・30代689人・40代548人。

今調査母体においては、今後の住宅「購入」の検討について8.0%が具体的に検討、そして42.9%は「いずれ購入したい」と考えており、半数強が「購入検討派」に該当する。一方49.1%は「購入は考えていない」と答えている。この双方にそれぞれの選択の理由を尋ねたのが、今回スポットライトを当てる部分。まずは購入希望派だが、最上位についたのは「家賃がもったいない」で46.3%。「支払いっぱなしで何か物理的なモノが手に入るわけでは無いのはもったいない」ということだろう(そもそも「借りる」とはそういうものなのだが)。

↑ なぜ住宅購入を希望しているか(現在賃貸住宅住まい・住宅購入を検討)(複数回答)
↑ なぜ住宅購入を希望しているか(現在賃貸住宅住まい・住宅購入を検討)(複数回答)

次いでほぼ同じ回答率を示したのが「安心感・満足感」。賃貸住宅はいくら住み続けても自分の所有物にはならない。家主側の事情で突然退去を命じられるかもしれないし、家賃の値上げを要求されることも多々ある。自分の手に納め、はじめて得られる安心感・満足感・安定感は、やはり住宅を購入してこその話。

以下、資産価値などお金絡みの問題や、周囲環境、そして親族の対人関係などの問題が並ぶ。概して自由度が高く自分の我を通しやすいのが、購入住宅の魅力のようだ。

一方、住宅購入を望まない人の意見としては「経済的負担の増加」が最上位についた。

↑ なぜ住宅購入を希望しないのか(現在賃貸住宅住まい・住宅購入を考えていない)(複数回答)
↑ なぜ住宅購入を希望しないのか(現在賃貸住宅住まい・住宅購入を考えていない)(複数回答)

「相続の予定」はともかく、他の理由の多くは賃貸住宅の「機動力の高さ」に魅力を覚え、購入住宅を避けているのが分かる。さすがにこれは購入住宅に備えるのには(普通の人には)無理な話だが、最上位についた「経済的負担の増加」は条件次第ではクリアできる場合もある。

購入住宅のチラシにも時折「家賃と同じ額で購入可能です」との文言が踊る。実際には取得後の経費も考慮しなければならず、言葉をそのまま受け取ると痛い目にあいかねないのだが、考え方の一つとしては注目に値する。つまり「購入派の最上位理由が『家賃がもったいない』「非購入派の最上位理由が『お金の負担が(今の家賃以上に)大きくなる』」ことから、現時点の家賃をベースに住宅購入の是非が検討されていることが分かる。

「家賃にはボーナス払いは無いが、住宅ローンには有る場合も多い」などの点も考慮しつつ、購入希望派も非希望派も、そして住宅を提供する側も検証に値する結果といえよう。


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