スマートフォンとタブレット機、ネット通販での買い物性向を探る

2012/05/30 06:50

タブレット機電通は2012年5月21日、パソコン・スマートフォン・タブレット機の所有・利用状況に関する調査結果を発表した。今回はその発表資料の中から、ネットショッピング(ネット通販)利用者の購入性向に関する内容を見ていくことにする。他人の通販の状況を見る機会は滅多にないことから(セールスランキングである程度把握は可能だが)、「自分以外の人はどのようなものを購入しているのだろうか」と気になる人も多いだろう(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2012年3月23日から27日にかけてパソコンでのインターネット調査によって行われたもので、15-59歳の男女を対象にしている。予備調査では7069人に対して実施され、本調査ではそのうちスマートフォン所有者向け800人・タブレット機所有者向け400人に対して行われた。

今調査母体におけるパソコン所有率は91%。スマートフォンは29%と3割近い値を示している。

↑ 所有率比較(調査母体全体対象)
↑ 所有率比較(調査母体全体対象)(再録)

また、スマートフォン所有者の1/4、タブレット機所有者の1/3は各端末からネットショッピングをしている。

↑ スマートフォン各機能利用者率
↑ スマートフォン各機能利用者率(再録)

↑ タブレット機各機能利用者率
↑ タブレット機各機能利用者率(再録)

そこでそれぞれの端末利用者が、ネットショッピングで具体的にどのような品物を購入しているのか、カテゴリ別で尋ねた結果が次のグラフ。両者とも本・漫画・雑誌がもっとも多く、スマートフォンでは5割強、タブレット機では6割強の人が購入している。

↑ ネットショッピングで購入しているものは(それぞれの所有者保有対象)
↑ ネットショッピングで購入しているものは(それぞれの所有者保有対象)

大まかに順位は変わらないが、「化粧品」「洋服」など一部を除けば、ほぼすべての項目でスマートフォンよりもタブレット機の方が購入性向が高い。これはタブレット機の普及率がまだ低く、あらゆる面で「濃い」人の割合が高く、結果として購入性向も高くなる傾向を示す可能性がある。一方、タブレット機の方が操作性や表示能力・検索に優れており、購入ハードルがスマートフォン以上に低くなる結果ともいえる。

中でもパソコンソフトや周辺機器、デジタル機器、家電などのような電気系アイテム、食料・飲料など同じ品目を継続して購入する傾向があるものにおいて、タブレット機は大きな優位性を示している。今後タブレット機の普及が進むに連れてどこまで値が変化するかは確かではないが、少なくとも操作性や表示能力に変化は無く、その点でのアドバンテージによる購入性向の高さは変わらないだろう。

また、購入・無料利用の双方の事例があるが、デジタル系商品の取得の点でも、タブレット機はスマートフォンよりハードルが低い。

↑ 該当端末から毎月ダウンロードする数は(有料・無料を問わず、利用者限定)
↑ 該当端末から毎月ダウンロードする数は(有料・無料を問わず、利用者限定)

アプリは同数、電子書籍はスマートフォンの方が多い(これは意外)。そして楽曲や動画は圧倒的にタブレット機の方が多い。察するに機動力の高い、見方を変えれば周囲の他人の目を気にしなくても済むコンテンツはスマートフォンとタブレットは同等、むしろタブレット機の方が多く、第三者には迷惑がかかりうる・知られたくない場合も多いものは(自宅など他人の目を気にしなくても済む環境で利用する)タブレット機での利用が多くなるのかもしれない。

もちろんタブレット機の方が高性能で画面も大きく、特に動画はより良い環境で楽しめるという点も大きいのだが。


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