スマートフォンとタブレット機、月次支払額はいくら位?

2012/05/29 06:50

タブレット利用電通は2012年5月21日、パソコン・スマートフォン・タブレット機の所有・利用状況に関する調査結果を発表した。今回はその発表資料の中から、スマートフォンとタブレット機、それぞれの利用者における支払い性向を見て行くことにする。個々の端末利用者「全体」においては、平均の月次支払額はスマートフォンが約9000円、タブレット機が約8000円となっている。この金額の裏付けとなる通話料金や有料アプリの個々の支払内訳が具体的にどれほどの金額になるのか、気になる人も多いだろう(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2012年3月23日から27日にかけてパソコンでのインターネット調査によって行われたもので、15-59歳の男女を対象にしている。予備調査では7069人に対して実施され、本調査ではそのうちスマートフォン所有者向け800人・タブレット機所有者向け400人に対して行われた。

今調査母体におけるパソコン所有率は91%。スマートフォンは29%と3割近い値を示している。

↑ 所有率比較(調査母体全体対象)
↑ 所有率比較(調査母体全体対象)(再録)

それではまずスマートフォンについて。サービスを使うか否かの観点(有料・無料を問わず)で、各サービス・機能の利用率を示したのが次のグラフ。基本料金は当然100%。アプリは92.3%と多分の人が利用している(後述するが、アプリの利用金額はもっとも低い。ほとんどの人が無料アプリを使っているものと思われる)

↑ スマートフォン各機能利用者率
↑ スマートフォン各機能利用者率

ネットショッピングは1/4強、ソーシャルゲームは1/7、電子書籍は1/20程度。これらのサービスは有料のものもあれば無料のものもある。そこで個々の項目において利用者全体における月次支払い平均を求めたのが次のグラフ。無論各項目の利用率は上記にある通りで、全機能を使っている人はむしろ少数派だが、仮に全機能を平均額分だけ使った場合、合計額は1万4000円となる。

↑ スマートフォン各機能利用者における平均月次支払額(円)
↑ スマートフォン各機能利用者における平均月次支払額(円)

ネットショッピングは購入商品の価格がそのまま反映されるのでかなり高め。それ以外のアプリや電子書籍、動画などの項目は平均支払額が数百円に留まっている。特にアプリは利用性向そのものが9割を超えているにも関わらず、月次支払額は140円でしかない。これは上記にもある通り、アプリ利用者の大半が無料アプリのみを使っていることに起因する。

そこで各機能の利用性向を勘案し、スマートフォン利用者全体における各項目ごとの平均月次支払額を算出したのが次のグラフ。例えばアプリは129円とあるが、アプリを利用している人も利用していない人も合わせ、スマートフォン利用者全体におけるアプリの平均月次支払い額は129円という意味を表している。

↑ スマートフォン各機能「全体」における平均月次支払額(円)
↑ スマートフォン各機能「全体」における平均月次支払額(円)

スマートフォン全体では月次支払額は約9000円。大部分を基本料金が占め、ネットショッピングによる支払いが1000円強で続く。これは世帯ベースではなく個人ベースでの支払いなので、原則1端末単位での支払額と考えてよい。

同じような計算をタブレット機保有者に対して行ったのが次のグラフ。まずは各機能利用率。

↑ タブレット機各機能利用者率
↑ タブレット機各機能利用者率

動画やネットショッピング、電子書籍などの項目で、スマートフォン以上の利用性向を示していることに注目したい。

↑ タブレット機各機能利用者における平均月次支払額(円)
↑ タブレット機各機能利用者における平均月次支払額(円)

↑ タブレット機各機能「全体」における平均月次支払額(円)
↑ タブレット機各機能「全体」における平均月次支払額(円)

目に留まるのは基本料金の安さ。3G回線によるデータ定額プランだと大体この金額に収まる。さらに【米タブレット機では無線LAN利用者が圧倒的多数・iPadでは9割超え】などでも解説しているが、タブレット機の利用では多分にWi-Fi回線を用いる場合が多く、Wi-Fi版モデルもあるほど。この場合、さらに基本料金は安く抑えられる。その一方、ネットショッピングの(利用者内における平均)利用額は8000円近くとなり、スマートフォンでの5000円強を大きく上回る。

結果として、全体平均ではタブレット機所有者の平均月次支払額は約8000円。そのうち半分を基本料金、残り半分のうち3/4がネットショッピング代、1/4・1000円程度でアプリや動画、電子書籍を調達することになる。

スマートフォンとタブレット機を比較した場合、機動力はスマートフォンがはるかに上だが、表現力や操作性はタブレット機の方が勝っている。購入性向においては表現力や操作性の方が、やや優位に働くようだ。特にネットショッピングにおける平均購入額の差異が3倍近くに達している点は、十分に注目するに値する結果といえよう。

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